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■病気 特発性視神経炎 [病気(と)]

[フリーダイヤル]視神経の髄鞘が脱落し、視神経機能に障害が起こる眼疾
 特発性視神経炎とは、片目または両目に急性の視カ低下がみられ、視神経の脱髄が起こる眼疾。特発性とは原因が不明という意味で、ほかの原因が除外されますが、多発性硬化症の初発もしくは部分症としてみられることがあります。
 20歳代から50歳代に多く、男性より女性のほうに好発します。視力低下が生じる数日前から、あるいはほぼ同時に眼球を動かすと痛みを感じたり、眼球の後ろに種々の程度の痛みを感じたりします。見ようとするところが見えない中心暗点型の症状が多く、全体に霧がかかったように見えたり、視野の周辺の一部からだんだん見えにくくなることもあります。
 この特発性視神経炎は、視神経の眼球壁内に起こる視神経乳頭炎と、これより後方に起こる球後視神経炎の2種類に分けられます。視神経乳頭炎は、眼底の視神経の先端部分に当たる乳頭や、これに近い部分の視神経に赤いはれを示します。 球後視神経炎は、眼球の後方に炎症があってはれが見えず、乳頭が正常に見えます。
 視神経乳頭炎は、比較的改善率がよいものです。球後視神経炎は、視神経以外の脊髄(せきずい)や、大脳の白質という神経線維の集まりにも病変が及び、しばしば軽快と悪化を繰り返す多発性硬化症の一部になることもあります。多発性硬化症では、目の障害だけでなく、手足のまひなどの運動失調、感覚障害、認知症などが出現することがあります。
 特発性視神経炎の真の原因は不明ながら、神経の炎症によって、視神経の回りを取り囲む髄鞘(ずいしょう)が脱落し、視神経機能に障害が起こると推定されています。一部は何らかのウイルス感染が契機となって、髄鞘の構成蛋白(たんぱく)や脂質に対する自己免疫反応が関与すると考えられています。
[フリーダイヤル]特発性視神経炎の検査と診断と治療
 医師による診断では、瞳孔(どうこう)の反応検査と、検眼鏡による眼底検査、及び視野検査を行って診断を確定した後、視神経の病変を直接見ることができる眼窩(がんか)部や頭部のMRI検査が行われます。
 片眼性の特発性視神経炎の場合は、瞳孔の対光反応に左右差があることが特徴的で、瞳孔の反応検査は診断上重要です。急性期の視神経炎では、眼底検査で視神経乳頭のはれが認められることが多いのですが、炎症が眼球より後方の視神経に限られている場合には、眼底は全く正常の所見を示しますが、慢性期の視神経炎では視神経委縮を示します。
 また、周辺視野検査により、周辺部の視野欠損が発見されることがあります。
 特発性視神経炎には自然回復傾向の強いものもあって、特に治療しなくても数カ月のうちに改善されるものもあります。病状によっては、副じん皮質ステロイド剤の点滴治療と、その後の内服により治癒が早まり、再発が防止できることがあります。副腎皮質ステロイド剤以外では、神経保護のビタミンB12製剤の内服を行います。
 多発性硬化症による視神経炎、高度の視力障害を起こす難治性再発性の視神経炎の場合には、副じん皮質ステロイド剤の反応も悪く、長期間の投与により副作用も懸念されることがありますので、インターフェロンβ(ベータ)―1b治療が悪化の抑制、再発防止に有効です。
 治療により視力がいったん回復しても、原因によっては再発を繰り返し、徐々に視力が悪化することもありますし、片目だけに現れた症状が両目に現れることもありますので、定期的な経過観察は必要です。予後の比較的よい視神経炎では、10年後にも視力が1.0以上を維持します。

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■病気 特発性脱疽(バージャー病) [病気(と)]

[足]手足の指の動脈が詰まって、指が腐ってくる疾患
 特発性脱疽(だっそ)とは、手足の爪(つめ)の周りや指の間に、治りにくい傷ができて、ひどくなると足の指が腐ってくる疾患。1900年に最初に報告者したアメリカ人の名前からバージャー病とも、閉塞(へいそく)性血栓血管炎とも呼ばれています。
 脱疽または壊疽(えそ)とは体の組織の一部が生活力を失う状態のことで、このような病変が手足の指に起こるのは動脈が詰まるためです。特に膝(ひざ)から下の足と腕の動脈が、原因不明の炎症によって血管の壁が厚くなり、血流障害ができるために、そこで血液が固まり、詰まってきます。
 原因は不明ですが、発症には喫煙が深く関係しており、たばこをやめると疾患が進行しない特徴があります。一説では、原因は口腔内の細菌、特に歯周病菌にあると指摘されています。発症者数は、日本国内で推定約1万人。男女比は10対1と男性が多く、20〜40歳代を中心に発症しています。
 症状としては、膝の下の血管が詰まった場合、足先が腐ってきます。ほとんどの場合、両方の足先に病変が出現します。腕の動脈が詰まれば、手の指に脱疽が出現します。
 脱疽は血管に閉塞性の病変が起きた後、数年間この閉塞に近い状態が続いた場合に起こるので、特発性脱疽の始まりの血管炎では、指先のしびれ感、冷感として自覚されます。進行すると、長い距離を歩くと痛みが起こるようになり、休息しながら歩くようになる間欠性跛行(はこう)を生じます。
 さらに進行すると、手足の静脈にも炎症を起こし、静脈に沿って赤く腫(は)れ、安静にしていても激しく痛み、脱疽の状態となります。
 動脈硬化によって下肢の動脈が詰まる閉塞性動脈硬化症も、特発性脱疽と同じような症状を来しますが、閉塞性動脈硬化症は高齢者に多く、40歳以下の青年や壮年にはほとんど発症していません。
[足]特発性脱疽の検査と診断と治療
 検査をすると、血管が閉塞した部位より先の動脈は、拍動が触れなくなります。四肢の血圧から足関節/上腕血圧比を測ることにより、下肢虚血の重症度の判定に役立ちます。確定診断には、血管造影検査が必要になります。血液検査では、特徴的な所見はありません。
 脱疽、壊疽というと、すぐに手足の切断を思い浮かべる人が多いようですが、傷が治りにくくても、疾患が指先などに限られている間は治療が可能です。
 薬物療法としては、血液の循環を改善して血栓を予防するために、血管拡張薬や抗血小板薬が用いられます。重症例に対しては、多くの場合、詰まっている動脈を元通りに開通させることは不可能ですが、閉塞している部位の状態によって可能であれば、バイパス手術などの血行再建を行います。
 バイパス手術が適さない場合は、交感神経を切除することによって、末梢(まっしょう)血管を拡張させ、血流をよくすることを目的に交感神経節ブロックが行われています。足の場合には腰の交感神経、手の場合には胸の交感神経を手術で切除します。脱疽が進行して各種の治療が無効な場合には、手足の切断が必要になります。
 治療後の生活上の注意としては、手足の保温と清潔を心掛けます。傷を付けると、脱疽の再発の引き金となりますので、靴下を履く、靴擦れを起こさないように大きめの靴を履くなど、注意が必要です。散歩などの適度な運動は、お勧めです。
 また、この特発性脱疽はたばこを吸う人の発症率が高いので、禁煙を守ることも必要です。
 発症した人のうち、多くは動脈の病巣は詰まったままの状態で、血行再建のバイパス手術などができるのはごく少数です。しかしながら、日ごろの注意をよく守れば、疾患の進行を食い止め、再発を減らすことができます。直接、生命に関係するような大切な臓器である心臓、脳、内臓などの動脈が侵されることはありません。
 予後も同年代の健常人と変わりありませんが、指の切断を必要とすることもあり、生活の質(QOL)が脅かされることは否めません。

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■病気 頭部白癬(しらくも) [病気(と)]

[ふらふら]水虫を起こす白癬菌が頭部に感染して起こる皮膚病
 頭部白癬とは、かび(真菌)の一種である白癬(はくせん)菌が頭部の皮膚、毛髪に感染して起こる皮膚病。しらくも、頭部浅在性白癬ともいいます。
 一群の白癬菌は、皮膚の表面にある角層につき、そこでケラチンという皮膚の蛋白(たんぱく)を栄養源として増殖し、感染を起こします。足の裏、足指の間にできる足白癬、すなわち水虫を始めとして、体のどこにでも白癬ができる可能性があります。
 白癬が頭部にできた、頭部白癬の症状は、感染した部分の毛穴が境界のはっきりした類円形に赤くはれ、白い鱗屑(りんせつ、ふけ)が付着します。軽いかゆみがあり、頭皮がカサカサして髪の毛が抜けやすくなり、円形のまだらな脱毛を起こしたりします。症状が進行すると、発熱を伴ったり、リンパ腺(せん)がはれたりすることもあります
 この型の頭部白癬は、昭和25年ころまでは、小学生を中心にたくさんみられましたが、現在は非常に少なくなっています。 今でも発症するのは10歳以下の小児がほとんどで、高齢者などにみられることもあります。
 しかし、近年は飼い猫などの動物の白癬が、人の頭や顔、首などに感染するケースが多くなっています。猫などの白癬菌である犬小胞子菌(ミクロスポルム・カニス菌)が頭についた時は、治療が不適切だと、毛に沿ってどんどん皮膚の深部に菌が入っていき、非常に治りにくいケルスス(ケルズス)禿瘡(とくそう)という深在性白癬になりやすいので注意が必要です。
 ケルスス禿瘡では、うみ、しこりを伴うようになって、ズキズキする痛みがあり、耳介後リンパ節がはれることもあります。放置すると、瘢痕(はんこん)を残し、難治性の脱毛を生じます。
 加えて、頭部白癬、ケルスス禿瘡は、最近では柔道、レスリングなどの競技者の間でも増加中です。こちらはトンズランス感染症、新型水虫とも呼ばれ、白癬菌の一種であるトリコフィトン・トンズランス菌によるもので、感染力が非常に強いのが特徴です。
 このトリコフィトン・トンズランス菌は、犬小胞子菌(ミクロスポルム・カニス菌)と同様に毛の中に侵入しやすい白癬菌で、元来は中南米に生息していたものが、競技者同士が体を密着させ、擦過傷ができやすい柔道、レスリングなどの国際試合を通じて、1960年代に中南米からアメリカに持ち込まれ、続いてヨーロッパ、2000年以降に日本へも持ち込まれたものです。
[ふらふら]頭部白癬の検査と診断と治療
 頭部白癬(しらくも)、ケルスス禿瘡の症状がみられる場合、皮膚科で検診すべきです。自然に治癒することは難しく、放置すると治癒にも時間が掛かります。
 また、犬小胞子菌(ミクロスポルム・カニス菌)やトリコフィトン・トンズランス菌は感染力が強いため、完全に治癒しないと、再発する可能性が高く、他の人や動物への感染源になってしまいます。
 犬小胞子菌は、人間から猫などの動物にも感染します。もし柔道、レスリングなどの競技者や、競技者の家族である場合は、検診時に医師にその旨を伝えるのがよいでしょう。
 医師による頭部白癬、ケルスス禿瘡の検査では、ふけや皮膚、毛を水酸化カリウムで溶かし、溶けずに残る白癬菌を顕微鏡で観察する方法が一般的で、皮膚真菌検査と呼ばれます。 時には、培養を行って、原因菌の同定を行うこともあります。
 治療としては、経口抗真菌剤を1~3カ月に渡って内服します。悪化する恐れがあるため、外用剤は使用しません。
 例えばケルスス禿瘡の場合、頭部白癬の症状をかぶれと間違って副腎(ふくじん)皮質ステロイド外用剤を塗っているうちに、症状が進展して生じる場合も多いといえます。ステロイド外用剤を早急に中止することが必要です。
 経口抗真菌剤の内服と併用して、せっけんや、抗真菌剤の入ったシャンプーなどで、よく洗髪します。通常、頭部白癬が治れば、脱毛した部分の頭髪は生えてきます。
 なお、トリコフィトン・トンズランス菌によるものは、接触する機会の多い競技者間で感染する例が非常に多い疾患です。そこで、家族に柔道などの競技者がいる場合、予防のポイントは次のようなことになります。
 感染を防止するため、練習や試合後にはできるだけ早く、シャワーで頭や体を洗い流す。柔道着、トレーニングウエア、使ったタオルは、こまめに洗濯する。脱衣所、感染者の部屋は、まめに掃除をする。タオルなどの共用を行わない。

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■病気 とびひ(伝染性膿痂疹) [病気(と)]

[魚座]化膿菌がついて全身のどこにでも炎症が起こる皮膚病
 とびひとは、虫刺されやけがによる傷をかき壊したところに、化膿(かのう)菌がついて起きる皮膚の炎症。正式には、伝染性膿痂疹(のうかしん)と呼びます。
 幼児にできやすい疾患で、全身のどこにでも、水膨れと、かさぶたのついたジクジクしたびらん面ができ、かゆみが強いためにかくと、どんどん広がっていきます。
 原因菌は、黄色ブドウ球菌と溶血性連鎖球菌(溶連菌)という二つの菌が主体になります。この化膿菌は、毛包とか汗管を通らないで、直接に表皮角質の間を侵入、感染して、炎症が起こります。
 黄色ブドウ球菌の時は大きな水膨れになる水疱(すいほう)性膿痂疹、溶血性連鎖球菌の時は大きな水膨れにならず、かさぶたが厚くつく結痂性膿痂疹に分類されますが、両方の菌が感染していることも多く、はっきりと区別のつけにくいこともあります。
 黄色ブドウ球菌は、扁桃(へんとう)炎の原因にもなる菌で、鼻など体のどこにでもいます。この菌が健康な皮膚についても何の症状も起こしませんが、虫刺されやけがでできた傷、あせもやアトピー性皮膚炎などをかいてできた傷などにつくと、そこから感染して化膿します。
 最初の症状は、粟(あわ)粒からクルミの実くらいの大きさで、膜の薄く、破れやすい水膨れが多発します。皮膚に赤みがある場合と、赤みがない場合とがあります。
 水膨れはすぐにつぶれて、かさぶたのついたジクジクしたびらん面になり、その周囲に新たに、小さい水膨れが拡大していきます。びらん面は1週間ほどで治りますが、次々に新しい水膨れができていきます。
 かゆみが強いため、そこをかいた手でほかの部分をかくと、手についた菌がついて、全身のどこにでも広がっていきます。本人だけでなく、幼くて皮膚の抵抗力が低い兄弟姉妹など周囲の人にも感染していきます。
 季節的には一年中できる可能性はありますが、やはり高温多湿の8月から9月にかけてが最も多くみられます。
 まれに、黄色ブドウ球菌の持つ毒素が全身に回って、全身の皮膚が真っ赤になり、やけどのように皮膚がはがれるなどの、激しい症状が出る場合があります。これはSSS症候群(ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群)と呼ばれ、入院治療が必要になります。
 また、生後間もない新生児がとびひにかかると、敗血症や肺炎などを併発する場合があるので、注意が必要です。
[魚座]とびひの検査と診断と治療
 とびひの最中に、幼児の口、目の回り、わきの下、またの付け根などが赤くなり、痛がり、発熱することがあります。これはSSS症候群で、とても危険な状態ですので、すぐに皮膚科を受診します。また、腎(じん)炎を併発することもあるので、顔にむくみが出たら小児科を受診します。
 軽い場合は、患部を消毒して、皮膚科で処方された抗生物質の入った軟こうを塗ります。全身に広がっていたり、ジクジクがひどい場合は、さらに抗生物質を内服したり、注射します。抗生物質での治療は、効果が十分に出て化膿菌が完全に死滅するまで時間がかかるため、医師にいわれた期間は必ず続けるけることが必要。途中でやめてしまうと、すぐに再発して、治るまでに時間がかかります。
 また、入浴は最低でも1日1回、できれば何回でも、幼児にさせます。とびひは感染力が強いので、湯船には入れずに、シャワー浴にしたほうが無難です。殺菌効果の高いせっけんを使って、ガーゼでかさぶたや水膨れを取るようにして、よく洗います。洗ったあとは、患部をよく乾燥させてから、消毒し軟こうを塗ります。
 兄弟姉妹がいる場合は、タオルの共用は避けます。完治するまでは、プールや大衆浴場へは行かないようにします。
 黄色ブドウ球菌は、鼻の中にたくさんいます。鼻水や鼻くそは、ガーゼなどできれいに掃除します。アトピー性皮膚炎を起こす子供の場合は、もともと皮膚のバリア機能が弱くて、ブドウ球菌への抵抗力が備わりにくく、とびひになりやすい傾向にあります。早めのケアを心掛けます。

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