SSブログ

■政府が飲料水の増産指示 埼玉、千葉の浄水場でも放射性ヨウ素を検出 [健康ダイジェスト]

 東京都などの水道水から乳児の摂取基準値、1キログラム当たり100ベクレルを超える210ベクレルの放射性ヨウ素が検出された問題で、枝野幸男官房長官は24日午前の記者会見で「国としてもペットボトルの増産と適切な対応を関連部局に指示したい」と述べました。
 埼玉県川口市は24日、市内の浄水場1カ所から120ベクレルの放射性ヨウ素を検出したと公表しました。検出は22日採取分で、24日採取分は46ベクレルと基準値を下回りました。22日に微量が検出されていたセシウムは検出されませんでした。市は「安全と判断している」として、1歳未満の乳児への摂取制限は呼び掛けないといいます。
 千葉県も24日、松戸市の浄水場2カ所で220ベクレルと180ベクレルの、乳児の基準値を超える放射性ヨウ素が検出されたと発表しました。
 東京都で基準値を超えていた葛飾区の金町浄水場では24日再調査した結果、79ベクレルと基準を下回り、都は乳児について24日は水道水の摂取を控える必要性はなくなったとして、摂取制限を解除しました。都水道局は、「水道管内部には、この数日の間に取水された水がまだ流れているが、長期に渡って飲むのではなければ健康には問題がなく、制限は不要と判断した」としています。
 枝野官房長官は、「念には念を入れた数値に基づいて摂取を控えるようお願いした。それ以外の人は全くといっていいほど影響を及ぼすことはない。冷静な対応をお願いしたい」と呼び掛けました。海外からの輸入については、「あらゆる可能性を検討している」と述べました。
 東京都23区の各区役所では、独自に備蓄する飲料水を配布。江東区は24日午前10時から、保管していた2リットルボトルのうち約300本を区内の保育園に配布し、区役所入り口で受け取った保育園職員らは足早に戻っていきました。
 ミルクが必要な乳児2人が通う「亀戸のびっこ保育園」(江東区)の金子なおみ園長は、「今、一生懸命水をかき集めている。職員みんなでスーパーなどを当たっているが、思うように集まらない」と焦りをみせました。
 港区には午後、交流協定を結ぶ岐阜県郡上市から2台の給水車が到着し、保育園に配布しました。

 2011年3月24日(木)




nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0