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■インフルエンザ患者、急増して140万人に 1週間で約2倍 [健康ダイジェスト]

 インフルエンザの患者の数が1週間で2倍近く増え、全国で140万人と推計されることがわかりました。特に小学校や中学校で流行が拡大しているとみられています。
 国立感染症研究所(東京都新宿区)によりますと、今月14日から20日までの1週間に、全国約5000カ所の定点医療機関を受診した患者数は1施設当たり22・58人で、前の週の12・07人の2倍近くに増えました。
 この値を基に推計した全医療機関の受診者数は約140万人で、今シーズン初めて100万人を超えました。
 定点医療機関当たり受診者数を都道府県別にみると、福島県の38・63人が最多で、次いで茨城県の36・18人、群馬県の35・66人、長崎県の34・50人、千葉県の34・17人などの順で、関東や九州などを中心に各地で流行が本格化しています。2週連続して、すべての都道府県で前週から増えたことになります。
 1つの医療機関当たりの患者の数が30人に達し、大きな流行が疑われる警報レベルの地域があるのは、28の都道府県と前の週の9県から大幅に増えました。
 また、推計患者数を年齢別にみると、5〜9歳が14・3パーセントで最も多く、以下は30歳代が13・6パーセント、0〜4歳、10〜14歳、20歳代、40歳代が各11・4パーセントなどと続いています。
 14歳以下が占める割合は、前週の27・5パーセントから37・1パーセントに増加。特に5歳から14歳が占める割合は、前の週の2・5倍以上に急増しました。
 流行の主流はA香港型で、全国的な流行が始まった昨年12月中旬以降に検出されたインフルエンザウイルスのうち、90パーセント以上を占めています。
 厚生労働省によりますと、インフルエンザの流行に伴い、先週、休校や学級閉鎖などの措置をとった小学校や中学校などは、全国で2108の施設に上りました。
 内訳をみますと、幼稚園が222施設、小学校が1124校、中学校が593校、高校が115校などとなっています。冬休みが終わった後、教室などでインフルエンザの感染が広まったためとみられます。
 都道府県別では、茨城県で390、兵庫県で165、東京都で128、埼玉県で127、千葉県で124など関東を中心に全国で増加しています。
 国立感染症研究所の安井良則主任研究官は、「特に子供たちの間でインフルエンザの感染が広がっている。学校や塾のほか、人が多く集まる場所に行く時はできるだけマスクを着用し、こまめにうがいや手洗いをして十分に休息や栄養をとるなど予防策を徹底してほしい」と呼び掛けています。

 2013年1月26日(土)




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