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■AI活用で患者の不穏行動を防止し入院期間を短縮 NECなど発表 [健康ダイジェスト]

 大手電機メーカーのNECなどは23日、病院で人工知能(AI)の技術を活用することで、患者の入院期間の短縮に役立つ可能性があると発表しました。
 これは、NECと東京都八王子市にある北原国際病院を運営する医療法人社団KNIが発表しました。
 病気やけがなどで入院している患者の中には、無意識に点滴の管を外してしまったり、ベッドから転落したり、院内を徘徊(はいかい)したりして、入院期間が長くなる人もおり、こうした「不穏行動」と呼ばれる症状を防ぐことが病院側の課題になっているということです。
 このため、NECと病院側は事前に不穏行動の兆しをつかもうと、患者に体温や心拍数などを収集する時計型の端末を装着して、AIの技術でデータを分析しました。
 およそ1年間の実証実験の結果、不穏行動を71%の精度で事前にとらえることができ、患者の入院期間を短くすることが可能になったとしています。
 また、事前にわかったケースでは、平均で40分前には兆しをとらえることができたということで、北原国際病院の森口真由美看護科統括は「事前にわかるようになればスタッフの負担が軽くなる。できるだけ早く使いたい」と話しています。
 NECデータサイエンス研究所の久保雅洋主任研究員は、「AI技術を活用すれば、看護師が事前に対処ができるし、患者にとっても入院期間が長引くことなどを回避できる」と話しています。

 2017年10月23日(月)

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