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■スマホのイヤホンも影響し、小中高生の耳疾患最多 文部科学省が学校保健統計調査 [健康ダイジェスト]

 中耳炎や外耳炎など耳の疾患にかかる子供の割合が、文部科学省の2017年度学校保健統計調査で過去最多となったことが明らかになりました。
 文部科学省は、「スマートフォン(スマホ)の普及でイヤホンを使用する頻度が増えていることが影響した可能性がある」と分析しています。
 この学校保健統計調査は子供の健康状態を把握するために、文部科学省が毎年実施しており、今年度は全国の幼稚園児から高校生までのおよそ340万人が対象となりました。
 このうち、中耳炎や外耳炎など耳の疾患にかかった子供の割合は幼稚園児が2・25%、小学生が6・24%、中学生が4・48%、高校生が2・59%で、小中高生の割合は調査を始めた1995年度以降で最も多くなりました。
 東京都中央区の診療所では、このところ耳の疾患にかかる子供の患者が1割から2割ほど増えているといいます。
 院長の大場俊彦さんによりますと、こうした子供の患者の中にはスマートフォンなどで音楽などを聴く際などに使用するイヤホンが原因で疾患にかかるケースもあるということです。
 文部科学省も、子供の耳の疾患が増えている背景に、スマートフォンなどの普及でイヤホンを使用する頻度が増えたことが影響している可能性があると分析しています。
 大場院長は、「他人とイヤホンを共有したり音楽などを長時間にわたって大きな音で聞いたりしないようしっかりと注意してほしい」と話しています。
 また、日本耳鼻咽喉科学会によりますと、近年、耳あかが詰まる「耳垢栓塞(じこうせんそく)」が増えているということで、「必要以上に耳掃除をすると、かえって耳あかを奥に押し込むこともあり、炎症を起こすこともある」として、専門医に相談するよう呼び掛けています。

 2017年12月25日(月)

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