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■睡眠時無呼吸症候群、高血圧や糖尿病と関連 京大チームが実証 [健康ダイジェスト]

 睡眠中に無呼吸状態がしばしば起こる「睡眠時無呼吸症候群」と高血圧や糖尿病の間に関連があるとする調査結果を、京都大学の研究チームが発表しました。
 これは、京都大学大学院医学研究科の陳和夫特定教授(呼吸器内科学)と松本健客員研究員(同)などの研究チームが発表しました。
 研究チームは2013~2017年にかけて、滋賀県長浜市で健康診断を受けた30歳代から80歳代の男女7051人を対象に、1週間測定したデータを基に睡眠時の呼吸の状態と生活習慣病の関係を調べました。
 その結果、全体の約12%に当たる866人が比較的程度が重い睡眠時無呼吸症候群で、このうち男性では4人に1人が治療が必要な状態でした。そして、比較的程度が重い睡眠時無呼吸症候群の人では、全く症状がない人と比べて高血圧の割合が2・4倍になっていたということです。
 糖尿病については、男性では関連はみられませんでしたが、女性では比較的程度が重い睡眠時無呼吸症候群の場合、糖尿病の割合が閉経前で28倍、閉経後で3倍になっていたということです。
 陳特定教授は、「詳しい因果関係はわからないが、睡眠時無呼吸症候群を治療することで、高血圧や糖尿病の改善につながる可能性がある。通常の治療で効果が出にくい人は、睡眠時無呼吸症候群の検査を受けることを勧めたい」と話しています。

 2018年5月10日(木)

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