■がん治療薬「オプジーボ」、薬価38%値下げ 3度目、11月から適用 [健康ダイジェスト]
厚生労働省は22日、小野薬品工業のがん治療薬「オプジーボ」の薬価を下げると発表しました。今年度から導入された新ルールに基づくもので、現行の薬価と比べて38%の引き下げになります。11月から新価格を適用します。
厚労相の諮問機関である中央社会保険医療協議会に、厚労省が報告しました。厚労省は今年度から市場規模が350億円を超える薬について、市場拡大や、用法用量の変更があった場合、年4回の新薬の収載の機会に価格を調整するルールを設けました。
オプジーボは高額薬剤の象徴としてやり玉に挙げられて昨年2月に50%引き下げられ、今年4月にも24%下がりました。今回、用量をこれまでの体重1キログラム当たり3ミリグラムから、体重に関係なく1回240ミリグラムの固定容量に変更しました。100ミリグラム入り2瓶と20ミリグラム入り2瓶を使い切ることができ、問題となっていた残薬が出なくなります。
100ミリグラム入り1瓶の薬価は、現行の27万8029円から17万3768円に引き下げられます。
体重が軽い人には負担増となるものの、体重が重い人は負担が減ります。そのため今回の新ルール適用による小野薬品工業の業績への影響は、軽微とみられます。
オプジーボは、小野薬品工業とBMSが開発した新規医薬品。がん細胞が持つ免疫抑制機能を解除し、異物を排除する免疫細胞の能力を高めることができます。すでに皮膚がんや肺がん、腎細胞がんなどさまざまながん治療に使用されています。
2018年8月22日(水)
厚労相の諮問機関である中央社会保険医療協議会に、厚労省が報告しました。厚労省は今年度から市場規模が350億円を超える薬について、市場拡大や、用法用量の変更があった場合、年4回の新薬の収載の機会に価格を調整するルールを設けました。
オプジーボは高額薬剤の象徴としてやり玉に挙げられて昨年2月に50%引き下げられ、今年4月にも24%下がりました。今回、用量をこれまでの体重1キログラム当たり3ミリグラムから、体重に関係なく1回240ミリグラムの固定容量に変更しました。100ミリグラム入り2瓶と20ミリグラム入り2瓶を使い切ることができ、問題となっていた残薬が出なくなります。
100ミリグラム入り1瓶の薬価は、現行の27万8029円から17万3768円に引き下げられます。
体重が軽い人には負担増となるものの、体重が重い人は負担が減ります。そのため今回の新ルール適用による小野薬品工業の業績への影響は、軽微とみられます。
オプジーボは、小野薬品工業とBMSが開発した新規医薬品。がん細胞が持つ免疫抑制機能を解除し、異物を排除する免疫細胞の能力を高めることができます。すでに皮膚がんや肺がん、腎細胞がんなどさまざまながん治療に使用されています。
2018年8月22日(水)
コメント 0