■食道がんを人工知能で判別するシステム開発 がん研有明病院など [健康ダイジェスト]
食道がんを内視鏡の画像から8割近い確率で判別できる人工知能(AI)診断支援システムを開発したと、がん研有明病院(東京都江東区)と医療ベンチャー企業・AIメディカルサービス(東京都豊島区)の研究チームがアメリカの医学誌に発表しました。
研究チームは、同病院の内視鏡検査で撮影した食道がん患者の画像8428枚を人工知能に学習させ、大きさが1センチ未満で、赤みや凹凸がわずかながんを判別できるシステムを開発しました。判別速度は画像1枚当たり0・02秒と短いのも特徴です。
このシステムを使い、がんの画像162枚を含む別の1118枚について、がんの有無を判別したところ、がん画像の約77%に当たる125枚をがんと正しく識別しました。がんの進行度(ステージ)は98%の精度で判定しました。
飲酒や喫煙を危険因子として発生し、男性では6番目に死亡率の高い食道がんは、早期での発見は内視鏡検査でも難しい場合があるとされます。人工知能は学習データが多いほど精度が上がるため、さらにデータを蓄積すれば、識別の精度向上が期待できるといいます。
研究チームは、「いずれは動画でも即時に判別できる精度に高めたい」としています。
2018年10月1日(月)
研究チームは、同病院の内視鏡検査で撮影した食道がん患者の画像8428枚を人工知能に学習させ、大きさが1センチ未満で、赤みや凹凸がわずかながんを判別できるシステムを開発しました。判別速度は画像1枚当たり0・02秒と短いのも特徴です。
このシステムを使い、がんの画像162枚を含む別の1118枚について、がんの有無を判別したところ、がん画像の約77%に当たる125枚をがんと正しく識別しました。がんの進行度(ステージ)は98%の精度で判定しました。
飲酒や喫煙を危険因子として発生し、男性では6番目に死亡率の高い食道がんは、早期での発見は内視鏡検査でも難しい場合があるとされます。人工知能は学習データが多いほど精度が上がるため、さらにデータを蓄積すれば、識別の精度向上が期待できるといいます。
研究チームは、「いずれは動画でも即時に判別できる精度に高めたい」としています。
2018年10月1日(月)
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