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■乳幼児の胃腸炎を予防、ロタワクチン定期接種化へ 早ければ2020年度にも [健康ダイジェスト]

 乳幼児の重い胃腸炎の原因になるロタウイルスのワクチンについて、厚生労働省の専門部会は13日、公費で受けられる定期接種の対象とする方針を決めました。定期接種化に向けて課題だったワクチンの価格について、ワクチンメーカー側が値下げの要請に応じました。接種の時期や対象などについて引き続き検討し、早ければ2020年度中にも実施するといいます。
 ロタウイルスは感染力が強く、5歳までにほぼすべての子供が感染します。患者の便に触った手などから口に入り、下痢や嘔吐(おうと)、発熱、腹痛などを引き起こします。抗ウイルス薬なく、通常1~2週間で自然に治るものの、免疫がない子供は重症化しやすく、脱水症状で点滴や入院が必要になる場合もあります。
 ワクチンは、グラクソ・スミスクライン社の「ロタリックス」と、MSD社の「ロタテック」の2つが国内で承認されており、厚労省は定期接種の対象にするかを検討してきました。
 厚労省の小委員会は今年7月、ワクチン接種に伴う副反応と比べて予防の利益が上回ると評価。一方、費用対効果の面では、接種にかかる費用を1人当たり4000円ほど下げる必要があるとしました。
 このため、厚労省はワクチンメーカー2社に値下げを要請。13日の部会の非公開の聞き取りで2社が値下げに応じたため、予防接種法に基づき公費で賄う定期接種とすることを了承しました。

 2019年9月22日(日)

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