■新型コロナウイルス、韓国の感染者が１日で516人増加 累計5328人に

　韓国政府は４日午前、新型コロナウイルスの感染者が３日の１日で516人増え、5328人になったと発表しました。
　地域別でみますと、新興宗教団体「新天地イエス教会」で集団感染があった南東部の大邱（テグ）が4006人、次いで大邱に隣接する慶尚北道（キョンサンプクト）が774人となっているほか、京畿道（キョンギド）が101人、首都ソウルが99人、釜山（プサン）が93人となっています。
　また、死者の数は３日の１日で４人増え、32人となりました。
　韓国当局は新天地イエス教会の関係者26万人以上に検査を実施しており、ここ数日で感染判明者が急増しています。現在、同教会の関係者が国内感染者の半分以上を占めています。
　金剛立（キム・ガンリプ）保健福祉次官によると、大邱で感染が確認された人のうち2300人余りが医療施設による受け入れを待っています。
　韓国では、多数のコンサートやスポーツイベントが中止、もしくは延期となり、全国の学校や幼稚園の春休みも３週間延長されました。すべての託児所や介護施設も８日まで閉鎖される予定で、金氏によると韓国政府は閉鎖の延長も検討しているといいます。
　一方、韓国で感染が広がり続ける中、約90の国と地域が韓国からの入国や入境を禁止したり、手続きを強化したりしています。
　康京和（カン・ギョンファ）外相は３日、韓国人らのビザを無効にすると発表したインドなど、各国の外相と相次いで電話で会談し、韓国政府の対応を説明し理解を求めています。

　２０２０年３月４日（水）

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