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■新型コロナウイルス、山口県で40歳代男性感染 中国地方で初 [健康ダイジェスト]

 山口県は4日、下関市に住む40歳代の会社員の男性が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。中国地方で感染が確認されたのは、今回が初めてです。  山口県の村岡嗣政知事などが午前9時から緊急の記者会見を開いて明らかにしたところによると、この男性は2月23日に37・5度の発熱の症状が出て、その後、複数の医療機関を受診しましたが症状は改善せず、2日に改めて受診したところ、肺炎の所見が認められ入院したということです。
 そして、ウイルス検査を行った結果、3日深夜、新型コロナウイルスへの感染が確認されたということです。男性は今も発熱があるものの、症状は安定しているということです。
 山口県などによりますと、男性は営業職で、2月12日から21日にかけて、これまで新型コロナウイルスへの感染者が確認されている大分県、福岡県、熊本県に複数回出張していたほか、福岡県内の実家にも帰省したということです。最近の海外渡航歴はないといいます。
 出張の際には主に会社の車を使って移動し、同僚が同行したこともあったということで、下関市が詳しい感染ルートや濃厚接触者がいないかなどを詳しく調べています。
 山口県の村岡知事は、「さまざまな不安があると思うが、冷静に行動し、体調に不安がある人はまず各地の相談窓口に連絡をしてほしい」と呼び掛けました。

 2020年3月4日(水)

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