■新型コロナウイルス、京都市で50歳代女性の感染確認 京都府内で４人目

　京都市は４日、市内に住む50歳代の女性が新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されたと発表しました。女性は３日に感染が確認された友人の50歳代の女性と一緒に、２月15日と16日に集団感染が疑われている大阪市都島区の「大阪京橋ライブハウスＡｒｃ」を訪れていたということです。
　新たに感染が確認されたのは、京都市下京区にある福祉用具の販売事業所に派遣社員として勤務する50歳代の女性。業務はパソコン入力で、福祉用具には触れていないといいます。
　京都市によりますと、女性は２月18日に発熱し、市内の医療機関を受診しましたが、その後、症状が少し落ち着いたため、２月25日から28日までの４日間は職場で勤務していたということです。
　しかし、大阪市のライブハウスを訪れた人の中から、複数の感染者が確認されたという報道を見て、３日に京都市の帰国者・接触者外来を受診して検査を受けたところ、４日、陽性が確認されたということです。
　女性は職場への通勤に公共交通機関は使っておらず、仕事中は、ほぼマスクをつけていたということで、京都市は濃厚接触者の有無などを調べていますが、一緒にライブハウスを訪れた友人がもう１人いるということで、市は検査を実施し、５日午前中にも結果が判明するとしています。
　京都府内で感染が確認されたのは、合わせて４人になりました。

　２０２０年３月４日（水）

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