■新型コロナウイルス、世界の感染者16万6000人に 各国の感染者数が中国本土を上回る [健康ダイジェスト]
新型コロナウイルスへの感染は世界各国で拡大し、各国政府の発表などによると、16日午前の時点で感染者は16万6000人、死者は6000人に達しました。ヨーロッパなど各地の感染者の合計が、初めて中国本土を上回りました。
中国が3月に入ってほぼ横ばいで推移しているのに対し、ヨーロッパを中心にした感染拡大の勢いが衰えず、終息への展望は開けていません。感染拡大防止の主戦場は、中国からヨーロッパに完全に移行しました。ヨーロッパ全体の感染者は、4万人を大きく超えました。
各国政府などの発表によりますと、16日午後2時現在、国や地域別の感染者数は多い順に、中国が8万860人、イタリアが2万4747人、イランが1万3938人、韓国が8236人、スペインが7753人などとなっています。
死亡した人は、中国が3213人、イタリアが1809人、イランが724人、スペインが288人などとなっています。
アメリカのほか、ヨーロッパやアフリカの国々でも非常事態が宣言され、一部では国境の管理が厳格化されるなど、世界各国で対応に追われています。
感染拡大を受けて国家非常事態が宣言されたアメリカでは、万一の場合に備えて食料品などの買い占めが起き、一部の物資が品薄になっています。
ヨーロッパでもイタリアやスペインなど、非常事態や緊急事態を宣言する国が相次いでおり、世界保健機関(WHO)は先週、新型コロナウイルスの「世界的な大流行の中心」という認識を示しています。
中でも、最も感染拡大が深刻なイタリアでは15日、死者の数が1日としては、これまでで最も多い368人増え、1809人になりました。
国境管理を厳格化する動きも広がっており、このうちドイツは16日から貨物の輸送や、国境を越えて通勤する人たちを除いて近隣諸国との間で、出入国を原則禁止することにしています。
ほかにもチェコやポーランドなどが、外国人の入国を禁止すると発表しており、ヨーロッパ連合(EU)が掲げている域内の移動の自由が一時、停止する事態に陥っています。
感染はアフリカにも広がっています。WHOによると15日、ナミビアやコンゴ共和国など、7つの国と地域で新たに感染が確認され、アフリカ全体での感染者が100人を超えました。
こうした中、リビアに続いて南アフリカ政府も、国家非常事態を宣言し、中国やイタリアなどからの入国を禁じる措置を発表するなど、アフリカの各国政府も警戒を強めています。
一方、エチオピアでは、これまでに3人の日本人の感染が確認されていますが、国際協力機構(JICA)は、このうち2人について、首都アディスアベバの事務所の関係者の男性で、先に感染が確認されたJICAに勤務する48歳の男性と接触があったことを明らかにしました。
2020年3月16日(月)
中国が3月に入ってほぼ横ばいで推移しているのに対し、ヨーロッパを中心にした感染拡大の勢いが衰えず、終息への展望は開けていません。感染拡大防止の主戦場は、中国からヨーロッパに完全に移行しました。ヨーロッパ全体の感染者は、4万人を大きく超えました。
各国政府などの発表によりますと、16日午後2時現在、国や地域別の感染者数は多い順に、中国が8万860人、イタリアが2万4747人、イランが1万3938人、韓国が8236人、スペインが7753人などとなっています。
死亡した人は、中国が3213人、イタリアが1809人、イランが724人、スペインが288人などとなっています。
アメリカのほか、ヨーロッパやアフリカの国々でも非常事態が宣言され、一部では国境の管理が厳格化されるなど、世界各国で対応に追われています。
感染拡大を受けて国家非常事態が宣言されたアメリカでは、万一の場合に備えて食料品などの買い占めが起き、一部の物資が品薄になっています。
ヨーロッパでもイタリアやスペインなど、非常事態や緊急事態を宣言する国が相次いでおり、世界保健機関(WHO)は先週、新型コロナウイルスの「世界的な大流行の中心」という認識を示しています。
中でも、最も感染拡大が深刻なイタリアでは15日、死者の数が1日としては、これまでで最も多い368人増え、1809人になりました。
国境管理を厳格化する動きも広がっており、このうちドイツは16日から貨物の輸送や、国境を越えて通勤する人たちを除いて近隣諸国との間で、出入国を原則禁止することにしています。
ほかにもチェコやポーランドなどが、外国人の入国を禁止すると発表しており、ヨーロッパ連合(EU)が掲げている域内の移動の自由が一時、停止する事態に陥っています。
感染はアフリカにも広がっています。WHOによると15日、ナミビアやコンゴ共和国など、7つの国と地域で新たに感染が確認され、アフリカ全体での感染者が100人を超えました。
こうした中、リビアに続いて南アフリカ政府も、国家非常事態を宣言し、中国やイタリアなどからの入国を禁じる措置を発表するなど、アフリカの各国政府も警戒を強めています。
一方、エチオピアでは、これまでに3人の日本人の感染が確認されていますが、国際協力機構(JICA)は、このうち2人について、首都アディスアベバの事務所の関係者の男性で、先に感染が確認されたJICAに勤務する48歳の男性と接触があったことを明らかにしました。
2020年3月16日(月)
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