■世界の新型コロナウイルス感染者3410万人、死者101万人 スペインやフランスで感染拡大

　アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の２日午前４時の時点で、世界全体で3410万3279人となりました。また、亡くなった人は101万6167人に上っています。
　感染者が最も多い国はアメリカで725万5546人、次いでインドが631万2584人、ブラジルが481万935人、ロシアが117万9634人、コロンビアが82万9679人です。
　死者の最も多い国もアメリカで20万7374人、ブラジルが14万3952人、インドが９万8678人、メキシコが７万7646人、イギリスが４万2292人となっています。
　ヨーロッパでは、スペインやフランスで新型コロナウイルスの感染が急速に広がっており、このうちスペインでは、特に深刻な首都マドリードなどでは、通勤などを除いて住民が自治体を出入りすることが原則として禁止されることになりました。
　ヨーロッパ疾病予防管理センター（ＥＣＤＣ）によりますと、過去14日間の10万人当たりの新規の感染者数はドイツやイタリアでは30人余りですが、スペインは300人、フランスは200人を超えています。
　このうちスペインでは、新たな感染者の40％以上を首都があるマドリード州が占めており、スペイン政府は１日、感染の拡大を抑えるため、首都と周辺の９つの自治体を対象に、通勤通学などを除いて、住民が自治体を出入りすることを原則として禁止する措置をとることを正式に決めました。
　マドリードなどではレストランなどの飲食店の営業は午後11時までに制限され、店が受け入れる人数も規制されます。こうした措置は、今週末から実施されます。
　スペイン政府は、過去14日間の10万人当たりの新規の感染者数が500人以上になり、集中治療室（ＩＣＵ）の使用状況が35％を超えるなど、３つの条件が当てはまる自治体には厳しい制限を行う方針を今週決めており、今回の措置は初めての適用となります。
　スペイン政府は、この春の感染拡大で大きな打撃を受けた経済の立て直しを目指していますが、感染が急速に広がる中、難しい対応を迫られています。

　２０２０年１０月２日（金）

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