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■中国、コロナワクチン分配枠組みに参加 国際協調の姿勢を示す [健康ダイジェスト]

 中国政府は、世界各国に新型コロナウイルスのワクチンを公平に届けるため、世界保健機関(WHO)などがつくる枠組み「COVAXファシリティ」に参加したことを明らかにしました。
 中国外務省の華春瑩(か しゅんえい)報道官は9日、コメントを発表し、世界各国に新型コロナウイルスのワクチンを公平に届けるための枠組み「COVAXファシリティ」に8日付けで参加したことを明らかにしました。
 「COVAXファシリティ」は開発中の複数のワクチン候補に投資し、実用化に成功すれば参加国の間で公平に分配する国際的な協力の枠組み。資金力のある先進国によるワクチン買い占めを防ぎ、途上国にも行き渡らせる狙いがあり、日本を含むおよそ170の国と地域が参加しています。
 参加理由について華報道官は、「中国はワクチン開発で世界をリードし、十分な生産能力もある。ワクチンの公平分配を促進し、途上国へのワクチン確保を実際の行動で示すため参加を決めた」としています。
 その上で、「開発能力があるより多くの国に参加を促す」として、この枠組みに参加していないアメリカを暗にけん制しました。
 中国は、開発中の4種類のワクチンが臨床試験の最終段階に進んでいるほか、年末までにおよそ6億回分のワクチンを生産できるという見通しも示しており、今回の参加表明には国際的な影響力を強めたいという狙いもあるとみられます。

 2020年10月9日(金)

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