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■コロナで初動遅れ指摘された中国で「生物安全法」成立 感染症対策を強化 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスの感染拡大で初動の遅れが指摘された中国で、感染症や原因不明の病気が見付かった際、関係機関に速やかな報告を求めるなど、対策を強化するための法律が成立しました。
 中国では、17日の全国人民代表大会(全人代=国会)の常務委員会で、感染症への対応や報告などの態勢を規定した「生物安全法」が可決、成立しました。施行は来年4月15日。
 この法律では、医療機関などの関係機関は感染症や原因不明の集団的な病気が確認された際は速やかに報告し、報告の隠蔽や漏れがあってはならないと規定しています。
 さらに、感染源については国が調査する制度を設けるとともに、感染症のリスクなどの情報は国が一元的に発表する態勢をとり、デマを広めた組織や個人を処罰することも盛り込んでいます。
 中国では、新型コロナウイルスの感染が拡大した当初、当局の初動対応や情報提供の遅れがあったと指摘されており、習近平国家主席も今年2月の会議で対応に不備があったことを認め、態勢を整備するよう指示していました。
 その一方、最初に感染が拡大した武漢市では、当局が感染を公表する前にSNS上で警戒を呼び掛けた医師が「デマを流した」などとして処分を受けており、今後感染症が発生した際、当局が情報統制を強化するため、この法律を使う恐れもあります。

 2020年10月18日(日)

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