■新型コロナ感染者の半数が1年4カ月後に再感染の恐れ エール大が統計学的に推定 [健康ダイジェスト]
新型コロナウイルスに一度感染した人のうち約半数が、予防策をとらなければ、1年4カ月後には再び感染するとの推計結果を、アメリカのエール大などの研究チームが発表しました。感染でできた抗体の量が時間の経過とともに低下するためで、ワクチンの追加接種やマスク着用などの対策を続ける重要性を示しています。
論文が国際医学誌「ランセット・マイクローブ」に掲載されました。
研究チームは、別のコロナウイルスが原因の風邪やSARS(重症急性呼吸器症候群)などについて、抗体量と再感染の関係を示すデータを集めました。このデータとウイルスの変異の度合いなどから、新型コロナの再感染リスクを統計学的に推定しました。
その結果、抗体量がピークに達してから約1年4カ月後には、何も対策をとらないまま流行すると、再感染する確率が約5割になると推計しました。約5年後には、9割以上の人が再感染すると見込まれるといいます。
順天堂大学大学院の堀賢教授(感染制御科学)は、「インフルエンザや季節性の風邪と同様、免疫が低下して何度も感染する恐れがあることを示している。今後、年1回はワクチンを打つ必要が出てくるかもしれない」と話しています。
2021年10月30日(土)
論文が国際医学誌「ランセット・マイクローブ」に掲載されました。
研究チームは、別のコロナウイルスが原因の風邪やSARS(重症急性呼吸器症候群)などについて、抗体量と再感染の関係を示すデータを集めました。このデータとウイルスの変異の度合いなどから、新型コロナの再感染リスクを統計学的に推定しました。
その結果、抗体量がピークに達してから約1年4カ月後には、何も対策をとらないまま流行すると、再感染する確率が約5割になると推計しました。約5年後には、9割以上の人が再感染すると見込まれるといいます。
順天堂大学大学院の堀賢教授(感染制御科学)は、「インフルエンザや季節性の風邪と同様、免疫が低下して何度も感染する恐れがあることを示している。今後、年1回はワクチンを打つ必要が出てくるかもしれない」と話しています。
2021年10月30日(土)
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