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■茨城県立中央病院の医療ミスで、患者が6年間意識が戻らないまま死亡 県が損害賠償へ [健康ダイジェスト]

 茨城県は14日、笠間市にある県立中央病院で2014年に患者の容体の変化に気付かないまま睡眠導入剤を投与し続け、患者が意識不明になるミスがあったと発表しました。患者は6年間意識が戻らないまま2020年に死亡しており、県は同日、遺族に約3932万円を支払う和解案を県議会保健福祉医療委員会に提出しました。
 県病院局経営管理課によると2014年1月16日夜、悪性腫瘍で入院中の患者に睡眠導入剤を点滴で投与するよう医師が看護師に指示。点滴投与から約15分後に別の看護師が確認したところ、患者の呼吸が止まっていたといいます。
 睡眠導入剤は呼吸が弱くなる作用もあり、医師は入眠後に投与を止めるよう指示していたものの、看護師が患者の観察を怠り退室したことで、容体の変化に気付けなかったとしています。
 患者は低酸素脳症で意識が戻らないまま、2020年に腎不全で死亡しました。
 県は、点滴をしている間の血液中の酸素濃度などのモニタリングや、患者の様子の観察が不十分だった医療ミスだとして、患者の遺族に対し、約3932万円の損害賠償を支払う方針です。
 県立中央病院の島居徹病院長は、「亡くなられた患者様のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族や関係者に深くおわび申し上げます。すでに再発防止に努めていますが、引き続き、安全で安心な医療を提供するために全力で取り組んでまいります」とコメントしています。

 2022年6月16日(木)

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