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■2種類のコロナ治療薬、動物実験で耐性ウイルス出現リスク低い 東京大学が発表 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスの2種類の治療薬について東京大学などの研究チームは、ハムスターを使った実験の結果として、薬が効きにくくなる「耐性ウイルス」ができるリスクは低いとみられると発表しました。
 この研究は東京大学医科学研究所の河岡義裕特任教授らの研究チームが行いました。
 研究チームは、新型コロナで耐性ウイルスができるリスクを調べるため、免疫を働かなくした特殊なハムスターにオミクロン型のウイルスを感染させ、新型コロナの治療薬のうち、すでに使われているアメリカ・メルク製の「「ラゲブリオ」と塩野義製薬が現在、承認申請している薬の2種類をそれぞれ投与しました。
 その結果、いずれの薬でも投与から2日目には肺でのウイルスの量が1万分の1になりましたが、免疫が働かないハムスターのためウイルスは完全にはなくなりませんでした。
 そして9日目の時点で体内からウイルスを取り出し、再び薬が効くかどうかを調べたところ、いずれの薬も効果がみられ、耐性ウイルスは確認されなかったということです。
 研究チームによりますと、耐性ウイルスができやすい薬の場合、数日で耐性ウイルスが確認されることもあるということで、河岡特任教授は「人でも同じ結果かどうかは検証が必要だが、少なくとも動物実験の結果からは耐性ウイルスのリスクは低いとみられる」と話しています。

 2022年6月19日(日) 

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