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■WHO、サル痘の緊急事態宣言見送り 47カ国で4106人感染 [健康ダイジェスト]

 世界保健機関(WHO)は25日、動物由来のウイルス感染症「サル痘」を巡り23日に開催した緊急委員会の協議結果を受け、現時点では「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と認定するには至らなかったと発表しました。WHOは感染拡大防止に向け、引き続き警戒を呼び掛けています。
 緊急委員会では、感染例の大半は男性の同性愛者で天然痘のワクチン接種を受けていない若い世代のため、今後も感染が広がる危険性を看過すべきではないとの意見も出ました。また、従来流行していたアフリカでも長年放置され、適切に管理されていなかったとの懸念も強調されました。
 サル痘が定着していない多くの国で感染が確認されているのは「異例」としながらも、現時点で緊急事態宣言には至らないとの結論に達しました。一方で、今後も状況を注視し、数週間後に再度検証すべきだと提言しました。緊急委員会は各国の専門家16人で構成され、日本からは国立感染症研究所の斎藤智也感染症危機管理研究センター長が参加しました。
 サル痘は今年5月以降、欧米を中心に感染例が続出。世界の広範囲で同時に感染が確認されたのは初めてで、アメリカ疾病対策センター(CDC)のまとめでは6月24日までにサル痘が定着していない47の国と地域で、4106人の感染者が確認されています。
 サル痘は患者の体液や患部との接触、寝具などを介して感染。大半は軽症で治癒し、今年確認された死亡例はナイジェリアでの1人のみ。WHOによると、アフリカではなくヨーロッパへの渡航歴がある人が、自国に戻って感染を確認された例も多くなっています。
 緊急事態の宣言は、現在は新型コロナウイルスとポリオの感染拡大で出されています。

 2022年6月26日

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