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■新型コロナウイルス、世界の感染者817万人余で死者44万人余 ブラジル、1日で約3万5000人が感染 [健康ダイジェスト]

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、日本時間17日午後3時の時点で、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、世界全体で817万3940人で、亡くなった人は44万3685人となっています。
 このうち、感染者が最も多いのはアメリカで213万7731人、次いでブラジルが92万3189人、ロシアが54万4725人、インドが35万4065人、イギリスが29万9600人となっています。
 一方、亡くなった人が最も多いのはアメリカで11万6963人、次いでブラジルが4万5241人、イギリスが4万2054人、イタリアが3万4405人、フランスが2万9550人となっています。
 ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、日本時間17日午前9時30分の時点で、アメリカの新型コロナウイルスによる死者数は過去24時間で740人増えて計11万6854人となり、第1次世界大戦における同国の死者数を上回りました。
 アメリカでは過去2日間、1日当たりの死者数は400人を下回っていました。
 感染者数は過去24時間で2万3351人増えて計213万4973人となり、国別では世界で最も被害が大きくなっています。
 アメリカでは4月下旬の時点で、新型コロナウイルスによる死者数がベトナム戦争で戦死したアメリカ兵の数を上回っています。
 ブラジルで16日、過去24時間で3万5000人近くの新型コロナウイルス感染が確認され、流行が始まって以降1日当たりの新規感染者数としては最多を更新しました。
 感染者と死者数がアメリカに次いで世界第2位となっているブラジルでは、24時間で3万4918人の感染と1282人の死亡が確認されました。これにより累計の感染者数は92万3000人を超え、死者数は4万5241人となりました。
 汎米保健機構のカリッサ・エティエンヌ事務局長は記者会見で、「我々の地域(北米・中南米)における全感染者数のうち23%、全死者数のうち21%をブラジルが占めている。そして感染のペースが鈍化している様子はみられない」と指摘しました。

 2020年6月17日(水)

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■手袋の付けっ放しは感染リスクを高める 感染症専門医が注意喚起 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスの感染を防ぐためとして今、店舗のレジや飲食店などで手袋をして作業をする姿を目にすることがありますが、専門家は付けっ放しにすると感染のリスクを高めることもあり、注意してほしいと呼び掛けています。
 手袋をして作業する姿は、店舗のレジや飲食店、スポーツジム、また買い物をする人の中でも見ることがあります。
 感染対策に詳しい、愛知県瀬戸市の公立陶生病院の感染症専門医武藤義和医師は、「手袋の付けっ放しは、感染を広げるリスクになる」と注意を呼び掛けています。
 リスクの一つは、同じ手袋をずっと付け続けていることにあります。例えば手袋を付けっ放しにして次々と客と接し、お金や商品などを触れ続けていると、感染源に触れた場合、次から次に感染を橋渡しすることになり兼ねないということです。
 また、手袋をしている安心感から、手洗いや手指の消毒がおろそかになりがちです。
 手袋の上からアルコールで消毒するという対策も考えられますが、効果が素手よりも低い上、アルコールによって目に見えない小さな穴が空く恐れがある手袋もあるため、推奨されていないとしています。
 目に見えない小さな穴であっても、その穴からウイルスや細菌が入り、知らないうちに自分の手が汚染される可能性があるということです。
 「病院で手袋をしている医師や看護師を見る」という人もいるかもしれませんが、武藤医師のよると、薬が効きにくい耐性菌などに感染した患者を診療する際などには、ほかに感染を広げないため、手袋を付けますが、必ず1人の患者ごとに手袋を付け替えています。
 多くの患者の診療は基本的には手で行い、患者に触れる前後などに手や指の消毒を行うということです。
 さらに、手袋は脱ぐ時にも感染のリスクがあるといいます。手袋の外側にウイルスや細菌が付いていると、外す時に手に付着する恐れがあるためです。
 手袋の袖口をつかみ、清潔な内側が外側になるように、ゆっくりと外し、外した後は必ず手洗いやアルコールで手や指を消毒をするということです。
 武藤医師は、「何時間も手袋を付けっ放しにするというのは、客にも自分にも感染を広げるリスクになります。手袋をするよりまず、こまめにしっかりと、手を洗ったり手指を消毒したりするのが安全です」と話しています。

 2020年6月17日(水)

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■新型コロナウイルス、人口密度が高い地域ほど流行が長期化 名工大が分析  [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスは人口密度が高い地域ほど流行が収束するまでの期間が長くなり、感染者や死者の数も増える傾向にあるという分析結果を名古屋工業大学の研究チームが17日、まとめました。
 分析を行ったのは、名古屋工業大学の平田晃正教授(医用工学)らの研究チームです。
 研究チームでは新型コロナウイルスの感染にどういった要因が影響しているかを調べるため、新規感染者が1日に10人以上報告されたことがある19の都府県を対象に、緊急事態宣言が全面解除された5月25日までのさまざまな統計データとの関係を分析しました。
 その結果、流行が収束するまでの期間と最も関連があったのは「人口密度」で、人口密度が高いほど、感染拡大が続く期間や収束までにかかる期間が長くなる傾向にあることがわかったということです。
 さらに、このうち死者が4人以上報告された14の都府県については、人口密度や高齢者の割合が高いほど、感染者数や死者数が増える傾向がありました。
 相関関係は強くはないものの、気温や湿度が高くなると感染者や死者の数が減る可能性があることもわかったということです。
 分析を行った平田教授は、「完全に収束するまでソーシャルディスタンス(社会的距離)を保つことの大切さが改めて明らかになった。流行の第2波が懸念される中、今回の結果をモデル化することができれば、地域ごとの感染の拡大を予測するのに役立つはずだ」と話しています。

 2020年6月17日(水)

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