SSブログ

■ノーベル賞の本庶氏、特許使用料巡り小野薬品を提訴 226億円の支払い求める [健康ダイジェスト]

 ノーベル医学・生理学賞を受賞した本庶佑(ほんじょたすく)・京都大学特別教授は19日、自ら開発にかかわったがんの治療薬を製造販売する、大阪市の小野薬品工業に対し、特許使用料の配分が異常に低いなどとして、226億円余りと遅延損害金の支払いを求める訴えを大阪地方裁判所に起こしました。
 訴えを起こしたのは、免疫の力でがんを治療する新たな薬の開発などに貢献したとして、一昨年にノーベル医学・生理学賞を受賞した本庶氏です。
 訴えによりますと、本庶氏は6年前、小野薬品からがんの治療薬「オプジーボ」に関する特許を巡って、オプジーボの類似薬「キイトルーダ」を販売するアメリカの製薬大手メルクと争っていた別の裁判への協力を依頼されたとしています。
 この裁判は3年前に和解が成立し、小野薬品は巨額の特許使用料などを得ることになりましたが、本庶氏はその金額の40%が支払われる約束だったのに、実際は1%に相当する約5億3600万円しか払われなかったと主張しています。
 本庶氏は薬の発明者に対する配分が異常に低く、小野薬品側は誠実な対応が一切なかったと訴えて、協力金の未払い分226億円余りと遅延損害金の支払いを求めています。
 19日の提訴について小野薬品工業は、「訴状が届いていないためコメントできない」としていますが、18日行われた株主総会で相良暁社長は本庶氏の主張に反論した上で、「当社の正当性について司法の場で主張していく」と述べ裁判で争う姿勢を示しています。

 2020年6月19日(金)

nice!(7)  コメント(2) 
共通テーマ:健康

■新型コロナウイルスに感染後の抗体は数カ月後に減少 中国の研究チーム [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスに感染した後に体内で作られる抗体が、感染から数カ月後には減り始めたとする研究結果を中国の研究チームが発表しました。
 感染を経験した人は再び感染しにくいという考えに基づいた対応を取ることには、リスクがある可能性があるとしています。
 中国の重慶医科大学などの研究チームは、今年4月上旬までに重慶で新型コロナウイルスに感染して症状が出なかった8歳から75歳までの男女の患者37人と、症状が出た37人について、抗体の量の変化などを比較した研究結果を医学雑誌「ネイチャー・メディシン」に発表しました。
 それによりますと、感染後しばらくして作られる「IgG」抗体は当初、80%以上の人で検出されましたが、退院からおよそ2カ月後に調べると、この抗体が検出された人のうち、無症状の人の93・3%、症状があった人の96・8%で減少したことがわかりました。
減少した割合は、半数の人で70%を超えていたということです。
 また、ウイルスの働きを抑える「中和抗体」の量は、無症状の人の81・1%、症状があった人では62・2%で減っていました。
 研究チームは、無症状の人のほうが免疫の反応が弱いとしています。
 抗体は感染から2カ月から3カ月ほどで減り始めているとしており、感染を経験した人は再び感染しにくいという考えに基づいて、感染した人に「免疫パスポート」を出して活動範囲を広げる欧米での動きについて、研究チームはリスクがある可能性があるとしています。

 2020年6月19日(金)

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■新型コロナウイルス、北九州市で新たに4人感染確認 神奈川県2人、北海道3人、大阪府2人 [健康ダイジェスト]

 北九州市では19日、新たに病院の医療スタッフ2人を含む4人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。市内で5月23日以降に感染が確認された人は、164人となりました。
 北九州市によりますと、新たに感染が確認されたのは、八幡西区に住む70歳代の女性、小倉北区に住む70歳代の女性、それに小倉南区に住む40歳代の医療スタッフの男女2人の合わせて4人です。
 このうち、医療スタッフの男女2人は、小倉北区にある「霧ヶ丘つだ病院」に勤務しており、17日までこの病院に入院し、転院後、感染が確認された行橋市の80歳代の男性の濃厚接触者だということです。2人とも症状はないということで、自宅で待機中です。
 市によりますと、この病院は新規の入院患者の受け入れと外来を停止しているということです。
 また、70歳代の女性2人の感染経路はわかっておらず、保健所が詳しい行動歴などを調べています。
 北九州市での感染確認は8日連続で、感染確認が相次いでいる5月23日以降に感染が確認された人は164人となり、このうち76人が感染経路が不明です。
神奈川 80代男性死亡 新たに2人感染確認 新型コロナ
 神奈川県内では19日、新型コロナウイルスに感染していた川崎市の80歳代の男性が死亡したほか、横浜市の女性2人が新たに感染したと発表されました。
 川崎市によりますと、5月17日に感染が確認された中原区に住む、80歳代の男性1人が19日朝、死亡したということです。
 男性は、集団感染が起きた市内のグループホームの入所者。このグループホームで感染した入所者で亡くなったのは、3人目です。
 また、横浜市は、いずれも市内に住む20歳代の自営業の女性と、40歳代の会社員の女性の2人が、新型コロナウイルスに新たに感染したと発表しました。2人とも軽症だということです。
 40歳代の女性は、すでに感染が確認された職場の同僚の濃厚接触者ですが、20歳代の女性は感染経路がわかっていないということです。
 神奈川県内で発表された感染者は、これで合わせて1426人で、このうち94人が死亡しています。
 札幌市は80歳代の男性と90歳代の女性、それに年齢や性別が非公表の1人の合わせて3人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
 これで道内の感染者は、延べ1192人となりました。
 大阪府は19日、大阪市と枚方市のいずれも20歳代の男性合わせて2人が、新型コロナウイルスに感染したことが新たに確認されたと発表しました。このうち1人は、大阪市にあるミナミのバーに関係する人だということです。
 大阪府でこれまでに感染が確認された人は、1800人になりました。

 2020年6月19日(金)

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■空港検疫で新たに3人の新型コロナウイルス感染確認 パキスタンからの入国者、検査結果出るまで指定ホテルに [健康ダイジェスト]

 厚生労働省によりますと、18日、パキスタンなどから成田空港に到着した10歳代から30歳代の男女3人が、空港の検疫所で新型コロナウイルスに感染していたことが新たに確認されました。
 空港の検疫で感染が確認されたのは、合わせて272人となりました。
 パキスタンから到着した人の新型コロナウイルスへの感染が成田空港の検疫所で相次いで確認されているため、検疫所はウイルス検査の結果が出るまでは帰宅せずに指定された空港周辺のホテルにとどまるよう求める水際対策を新たに開始しました。
 政府は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、111の国と地域から帰国した人などを対象にウイルス検査を実施していますが、公共交通機関を使わなければ、いったん帰宅して検査の結果を待ってもよいとしています。
 しかし、このところパキスタンから到着した人の感染が相次いで確認されているため、成田空港検疫所は、検査結果が出るまでは帰宅せず、指定された空港周辺のホテルにとどまるよう求める新たな水際対策を開始しました。
 対象となるのは、日本人を含め過去14日以内にパキスタンでの滞在歴がある人たちです。
 パキスタンでは19日正午の時点で、新型コロナウイルスの感染者が16万118人、死者が3093人に上っているということで、厚生労働省は新型コロナウイルスの水際対策でこうした措置を取るのは今回が初めてだとしています。
 成田空港検疫所は、「引き続き水際対策の徹底に努めていきたい」としています。

 2020年6月19日(金)

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■新型コロナウイルス、東京都で新たに35人の感染確認 埼玉県で死者13人増加 [健康ダイジェスト]

 東京都は19日、都内で新たに10歳代から80歳代の男女合わせて35人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。また、感染が確認された3人が死亡したことを明らかにしました。
 35人のうち、20歳代と30歳代が合わせて21人と、全体の60%を占めています。
 35人のうち、16人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りの19人は今のところ感染経路がわかっていないということです。
 また、35人のうち11人は、ホストクラブなどの従業員や客だということです。
 これで都内で感染が確認された人は、合わせて5709人になりました。
 一方、都は感染が確認された40歳代の女性1人と80歳代の男性2人の合わせて3人が死亡したことを明らかにしました。
 これで都内で死亡した感染者は、合わせて320人になりました。
 埼玉県は19日、新たに女性1人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。
 県によりますと、新たに感染がわかったのは埼玉県白岡市に住む外国籍の20歳代の女性で、勤務先の同僚に感染が確認された人がいるということです。
 これで県内で発表された新型コロナウイルスの感染者は、1023人になりました。
 一方、埼玉県は、新型コロナウイルスに感染して死亡した人の計上方法を、国の示した基準を基に見直した結果、死亡した感染者は52人から13人増え、65人になったと発表しました。
 県によりますと、18日、厚生労働省から各都道府県に対し、新型コロナウイルスへの感染がわかり、その後死亡した人について、死因を問わず新型コロナウイルスで死亡した感染者としてすべて公表するよう連絡があったということです。
 埼玉県はこれまで、死因が新型コロナウイルスによる肺炎と判定された場合のみ計上してきましたが、国の示した基準を基に改めて数え直したところ13人増えたということです。
 県は、「新型コロナウイルスの致死率を明らかにするために、がんなど別の病気が死因となっていた人は計上していなかった」と話しています。

 2020年6月19日(金)

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:健康