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■新型コロナウイルス、東京都で新たに12人の感染を確認 3日連続2ケタ [健康ダイジェスト]

 東京都は3日、新たに20歳代から50歳代、それに70歳代の男女、合わせて12人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。10人を上回ったのは3日連続。東京都内の感染者は、計5295人となりました。
 感染が確認された12人のうち、6人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りの6人は今のところ感染経路がわかっていないということです。
 12人のうち、7人が接客飲食業の従業員や客らで、夜の街で感染したとみられています。少なくとも4人が、新宿周辺の繁華街での感染といいます。
 また、3日は死亡が確認された人はいないということです。
 都の担当者は、「1日に2ケタの感染が続いている。まだウイルスが消滅したわけではないので、引き続き警戒して感染のリスクが高い場所には注意していただきたい」と話しました。
 都内の1日当たりの新規感染は4月中旬にピークを迎え、5月中旬には1ケタ台の日が続くなど減少していました。ただ、5月下旬から徐々に増加傾向にあり、6月2日には34人の感染が確認され、都は感染再拡大の兆候が表れた際に警戒を呼び掛ける「東京アラート」を発動していました。
 一方、連日感染者が確認されている北九州市は3日、新たに5人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表しました。同市の感染確認は12日連続で、同期間の感染者は計124人となりました。1ケタは2日連続。
 福岡市も3日、新たに1人の感染が確認されたと発表。福岡県内の感染確認は、計781人になりました。
 北九州市教育委員会は市立小中学校で感染が相次いで確認されたことを受け、5日から18日まで分散登校を実施すると発表しました。
 市教委の田島裕美教育長は記者会見で、「接触の機会をできるだけ減らすために分散登校を選んだ」と説明。状況によっては「一斉休校も全く考えていないわけではない」と述べました。
 市教委によると、感染者が出ていない計186校が対象で、登校する人数を1学級20人以下に絞ります。
 国内全体では、計30人の感染を確認。クルーズ船の乗船者らを含めた感染者の累計は1万7753人となりました。
 死者は北海道と神奈川県、石川県、沖縄県で各1人増え、累計で920人となりました。

 2020年6月3日(水)

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■約1000万人対象の新型コロナウイルス検査で確定患者発見されず 中国・武漢市 [健康ダイジェスト]

 中国で新型コロナウイルスの感染状況が最も深刻だった、湖北省武漢市の地元当局は、1000万人近い市民を対象に行ったとする、大規模なウイルス検査の結果を発表し、無症状の感染者が300人いたものの、症状のある感染者は1人も確認されなかったとしています。
 湖北省武漢市では5月、同じ団地内で新型コロナウイルスの感染者が6人確認されたため、地元当局は、市内のほぼ全員を対象に大規模なウイルス検査を行うと発表していました。
 地元当局が2日、開いた記者会見で担当者は、「5月14日から1日までに、989万9828人の市民にウイルス検査を実施した」と述べました。
 ウイルス検査した人の数を検査にかかった日数で割ると、1日当たりの検査人数は、平均で50万人以上に上ります。
 ウイルス検査に当たっては、複数の人の検体をまとめて検査する手法も使って効率化を図ったとしており、かかった費用はおよそ9億人民元、日本円で130億円余りだったとしています。
 ウイルス検査の結果、無症状の感染者が300人いたものの、発熱などの症状のある感染者は1人も確認されなかったとしています。
 武漢市では、今年4月までおよそ2カ月半にわたって事実上の封鎖措置がとられ、当局としては感染が基本的に抑えられていると改めて示すことで、武漢市は安全だと強調するとともに、市民の不安を解消したい狙いがあるとみられます。
 ただ、武漢市の市民の中には当局が発表する数字は、政治的な思惑が反映されたものではないかという見方もあり、SNS上には「信じることはできない」などという受け止めも出ています。

 2020年6月3日(水)

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■新型コロナウイルス、世界の感染者632万人超で死者37万人超 感染が世界最悪のブラジルが経済活動を再開 [健康ダイジェスト]

 アメリカのメリーランド州ボルチモアに本部を置くジョンズ・ホプキンス大学の日本時間3日午前4時半時点のまとめによりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は世界全体で632万5303人で、亡くなった人は37万7460人となっています。
 感染者の最も多い国はアメリカで182万523人、次いでブラジルが52万6447人、ロシアが42万3186人、イギリスが27万9391人、スペインが23万9932人、イタリアが23万3515人となっています。
 死者の最も多い国はアメリカで10万5644人、次いでイギリスが3万9451人、イタリアが3万3530人、ブラジルが2万9937人、フランスが2万8836人、スペインが2万7127人となっています。
 南米のブラジルでは2日、新型コロナウイルスの感染が新たに確認された人がおよそ2万9000人に上り、死者も1200人以上増え、1日当たりでは、いずれも国別で最も多くなりました。こうした状況でも最大都市サンパウロでは今月から経済活動が段階的に再開され、さらなる感染の拡大が懸念されています。
 ブラジルでは、「ファベーラ」と呼ばれる人口が過密な貧困地区を中心に感染が急速に拡大し、政府によりますと、2日の時点で、感染者は2万8936人増えて55万5383人、死者も1262人増えて3万1199人に上っています。
 1日当たりの新規の感染者・死者の数は、ともにアメリカを上回り、ブラジルが国別で最も多くなりました。
 専門家らは、検査数が人口2億1000万人に対し比較的少ないことから、実際の感染者は公式統計の最大15倍はいると推測しています。
 状況が最も深刻なのがサンパウロですが、医療の受け入れ態勢が整ったなどとして、6月から一部の地域で大型ショッピングセンターの営業が認められるなど経済活動が再開されました。
 ただ、実情は、休業が長引き、このままでは生きていけないという市民からの痛切な訴えに州政府が押し切られた形です。
 同日のサンパウロ州の死者数、感染者数はともに過去最高を記録したことに懸念が広がっており、同州でのこれまでの感染者数は約12万人、死者数は約8000人に上っています。
 世界保健機関(WHO)はブラジルは感染のピークには達していないと指摘しており、今後さらなる感染の拡大が懸念されています。
 ブラジルの経済活動の再開に当たっては、再開を強く主張してきたジャイール・ボルソナロ大統領の支持者と、それに反対する市民の間で各地で衝突が起き、混乱も広がっています。
 ブラジルで初めての感染が発表されたのは2月26日。出張先のイタリアから帰国したサンパウロに住む61歳の男性でした。
 その後、3月の初めには、アメリカのドナルド・トランプ大統領とブラジルのボルソナロ大統領が面会した際に同席していたブラジル政府の高官が、新型コロナウイルスに感染していることがわかりました。
 感染は海外渡航歴のある中間層以上を中心に徐々に広がり、3月20日にブラジル政府は非常事態を宣言。
 中国や日本、EU(ヨーロッパ連合)などからの入国を制限する措置をとりましたがこの時点では、確認された感染者は600人程度にとどまっていました。
 ボルソナロ大統領は、新型コロナウイルスについて「軽いインフルエンザかただの風邪程度だ。マスコミは恐怖をあおっている」と発言し、経済活動は通常通り続けるよう主張していました。
 一方、サンパウロやリオデジャネイロなど大都市がある州の知事は危機感を強め、ボルソナロ大統領の反対を押し切って3月23日から独自に外出禁止措置を発表。学校は休校し、レストランも閉鎖されました。
 その後、2カ月以上にわたって外出禁止措置が続く中、感染は当初の中間層以上の市民から、「ファベーラ」と呼ばれる貧困地区に暮らす市民へと広がってゆきます。
 4月の末に死者の数が5000人を超えて中国を上回ると、5月に入り感染は急拡大。25日には1日当たりの死者数が800人を超え、アメリカを上回り国別で最も多くなりました。

 2020年6月3日(水)

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■唾液を使ったPCR検査が可能に 発症9日以内が対象、厚労省通知 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は2日、新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査で、唾液を使うことを可能とする通知を出しました。唾液中のウイルス量が多いとされる発熱などの症状が出てから9日以内が対象。唾液は、滅菌容器に患者自ら1~2ミリリットルを採取してもらいます。
 加藤勝信厚生労働相は2日、閣議後の記者会見で、「唾液を使った検査で確定診断ができる。患者の負担も、検体採取機関の感染防御の負担も大幅に軽減される」と意義を強調しました。
 唾液検査は2日に保険適用され、帰国者・接触者外来となっている医療機関や、地域外来・検査センターなどで受けられます。厚労省は、「今後は唾液検査のみを扱う施設が増える可能性もある」とみています。
 厚労省によると、唾液検査は無症状者には使えません。すでに鼻の粘液での検査用として薬事承認済みの6品目のほか、国立感染症研究所の評価を受けた島津製作所やタカラバイオなどの17の検査キットでも唾液検査が可能といいます。
 2日の通知は、国立感染症研究所の検体採取マニュアルの改定を知らせる内容。鼻の奥の粘液を使ったPCR検査で陽性となった感染者の85~93%で、唾液でも陽性と判断されたとの研究結果をもとに、推奨する検体に唾液を追加しました。
 国立感染症研究所は、医療従事者向けの感染予防策のマニュアルも改定。鼻の粘液を採取する場合は、マスクやフェースシールド、ガウン、手袋の着用を求めていましたが、唾液は患者自身が採取するため、検体を入れた容器を回収する際にマスクと手袋だけで可能としました。
 PCR検査を巡っては、鼻の粘液を採取する際、患者がせき込むなどして飛沫が発生し、医療従事者が感染リスクにさらされることから、厳重な感染予防策が必要で、検査能力の向上を図る上でボトルネックになっていました。唾液検査ではこうした障害が解消され、検査の大幅な効率化が可能になります。

 2020年6月3日(水)

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