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■新型コロナウイルス、世界の感染者1910万人超 インドの感染者200万人超、アフリカの感染者100万人超 [健康ダイジェスト]

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の7日午後3時の時点で、世界全体で1910万1222人となっています。また、亡くなった人は、71万4767人に上っています。
 このうち感染者が最も多いのはアメリカで488万3646人、ブラジルが291万2212人、インドが202万7074人、ロシアが87万187人、南アフリカが53万8184人となっています。
 亡くなった人が最も多いのもアメリカで16万104人、ブラジルが9万8493人、メキシコが5万517人、イギリスが4万6498人、インドが4万1585人となっています。
 新型コロナウイルスの感染拡大が続くインドでは7日、これまでで最も多い6万2538人が感染していることが新たに確認され、累計の感染者が200万人を超えました。
 累計の感染者は202万7074人と、アメリカとブラジルに次いで200万人を超えました。また、これまでに亡くなった人は4万1585人になっています。
 インドでは7日の発表で初めて新規感染者が6万人を超えたほか、この1週間余りについては連日5万人以上の感染者が確認され、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学によりますと、1日当たりの増加人数はアメリカなどを上回り世界で最も多くなっているということです。
 インド政府は全土で厳しい外出制限を再び導入することには否定的で、経済活動を優先する方針を強調する一方で、感染が拡大する自治体の中には独自に外出制限を導入するところも出てきています。
 インドでも、経済活動の再開と感染対策の両立という難しい課題に直面しています。
 一方、新型コロナウイルスの感染が拡大するアフリカでは7日、大陸全体の感染者が100万人を超えました。
 世界保健機関(WHO)は、半数以上を占める南アフリカに専門家を派遣するとともに、各国に対策を一層強化するよう呼び掛けました。
 このうち最も多い南アフリカでは53万8184人を数え、全体の半数以上を占めているほか、エジプトで9万5000人余り、ナイジェリアで4万5000人余りが確認されています。
 6日、WHOアフリカ地域事務局のマシディソ・モエティ事務局長が記者会見し、「各国で外出制限などの緩和が進んでいて、ウイルスとの付き合いは長期化せざるを得ない」と述べ、感染者が今後も増えるという見通しを示しました。
 感染が最も深刻な南アフリカには、WHOから公衆衛生などの専門家40人以上を派遣することになり、すでに6日には最初の数人が現地入りして、今後、地方の対策を支援するということです。
 また、モエティ事務局長は「多くのアフリカの国では検査キットが不足している」として、実際の感染者の数はさらに多いという認識を示した上で、各国政府に対して感染者の追跡や予防策の徹底などの対策を一層強化するよう呼び掛けました。

 2020年8月7日(土)

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■新型コロナウイルス、3月に入ったヨーロッパ系統の感染が水面下で継続  6月中旬以降に再び顕在化 [健康ダイジェスト]

 国内で感染拡大が続く新型コロナウイルス感染症は、5月にいったん収束したと思われたウイルスによる感染が水面下で継続していて、6月中旬以降、再び顕在化したとみられることが、国立感染症研究所が行ったウイルスの遺伝子の詳細な解析の結果、明らかになりました。
 国立感染症研究所は、移動の自粛が緩和された後、見えないまま続いていた感染が、全国に広がった可能性があるとしています。
 国立感染症研究所は、国内の感染者3618人から検出されたウイルスの遺伝子を詳しく解析して、どう広がったのか分析した結果を発表しました。
 それによりますと、今年3月中旬以降、国内に広がったウイルスは、中国の湖北省武漢市からヨーロッパを経て入ってきた「ヨーロッパ系統」と呼ばれるタイプのもので、5月には、このウイルスによる感染はいったん収束に向かいました。
 ところが、6月中旬以降になると、各地でクラスター(感染者の集団)が発生し、ウイルスを解析すると、いったんは見られなくなった「ヨーロッパ系統」のウイルスの遺伝子の一部が変異したものだったとわかったということです。病原性が強くなったり、弱くなったりする変異は、確認されていないとしています。
 国立感染症研究所では、無症状か軽症の感染者による感染が水面下で続いており、6月中旬以降は、同じ系統のウイルスによる感染が再び顕在化し、移動の自粛が緩和された後、東京都だけでは収まらず、出張など人の動きによって全国に広がった可能性があるとしています。
 国立感染症研究所の黒田誠・病原体ゲノム解析研究センター長は、「起点となるウイルス株は、3月に国内に持ち込まれたヨーロッパ系統のウイルス株につながっているとみられる」と指摘しています。
 国内の新型コロナウイルス感染症を巡っては、1~2月に入った中国の武漢市由来のウイルス株は終息し、3月に海外からの帰国者らが持ち込む形で国内に流入したヨーロッパ系統のウイルス株が流行を起こしたことが、病原体ゲノム解析研究センターの研究ですでに判明しています。

 2020年8月7日(金)

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■東京都、新たに360人の新型コロナウイルス感染を確認 家庭内感染は38人 [健康ダイジェスト]

 東京都は6日、都内で新たに10歳未満から80歳代までの男女合わせて360人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1日の感染の確認が200人以上となるのは、10日連続です。
 360人のうち、家庭内での感染は38人で、濃厚接触者の中では引き続き最も多くなっています。
 360人のうち、20歳代と30歳代は合わせて229人で、およそ64%を占めています。
 360人のうち、およそ38%に当たる136人は、これまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りのおよそ62%の224人は、これまでのところ感染経路がわかっていないということです。
 濃厚接触者のうち、最も多かったのは家庭内での感染で、38人でした。同居する子供から夫婦に感染したケースや、両親のどちらかから0歳と2歳の子供に感染したケースがあるということです。
 また、家庭内で感染した38人のうち、9人は60歳代以上でした。
 このほか、会食による感染が34人、職場内が20人、福祉施設など施設内が4人、その他が27人となっています。
 会食による感染では男性2人が、住んでいるシェアハウスで開かれたパーティで感染したケースや、自宅で友人たちと飲み会をした夫婦が感染したケースなどがあるということです。
 こうした自宅などで開いた飲み会で感染したケースは確認できているだけで3件あり、合わせて5人が感染したということです。
 スナックやホストクラブ、キャバクラ店など夜間に営業する接待を伴う飲食店の関係者は、合わせて13人でした。
 入院患者は、5日の時点で1475人で、都が正確な人数を把握、公表するようになった5月12日以降で最も多くなっていましたが、6日はさらに1人増えて1476人となりました。
 重症の患者は、5日から変わらず21人だということです。
 これで都内で感染が確認された人は、1万4645人になります。6日に死亡が確認された人は、いませんでした。
 東京都は、6日の時点で、重症患者向けの病床100床を含めて都内で2400床を確保しており、今後は2800床まで増やすことを目指しています。
 また、自宅で療養している人は、5日より6人減って492人です。
 さらに、都が開設している6つのホテルで療養している軽症や無症状の人は、5日より14人減って408人です。
 医療機関への入院と、ホテルや自宅での療養のどちらにするか調整中の人は、5日より59人増えて929人です。
 一方、すでに退院した人や自宅などでの療養が終わった人は1万1007人となっています。
 このところ相次いでいる家庭内で感染するケースについて、東京都の担当者は「発症して医療機関に行き、検査を受けて陽性が判明するまでの間に家族が感染してしまった例もある。家庭内での感染予防が重要で、症状が軽い場合でもすぐに医療機関にかかってほしい」と話しています。
 また、自宅で友人を招いて飲み会を開き、感染するケースもあるとして「家で飲む時にも注意が必要だ」と話しています。
 東京都は、会食を通じた新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、8月末まで都内の酒を提供するすべての飲食店と、酒の提供の有無にかかわらず、すべてのカラオケ店に対し、営業時間を午後10時までに短縮するよう要請しています。
 さらに都民に対して、大人数での長時間の飲み会や宴会、少人数であっても近い距離での会話などは避け、飲酒を伴う会食目的での外出を控えるよう呼び掛けています。

 2020年8月6日(木)

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