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■牛のげっぷ中のメタンガスを低減する海藻の量産手法を開発 鹿島建設 [健康ダイジェスト]

 ゼネコン大手の鹿島建設の葉山水域環境実験場(葉山町一色)は、牛のげっぷに含まれるメタンガス排出量低減に寄与する海藻「カギケノリ」の量産培養手法を開発しました。
 メタンガスは二酸化炭素(CO2)に次いで、地球温暖化の原因となっている気体です。カギケノリは牛などの反すう動物の餌に混ぜることで、胃の中で発生するメタンガスを抑制する効果を持つ海藻です。今回、カギケノリの形状を自然に近い状態である直立形状から球状に変えることで、人の管理のもと陸上の水槽で安定的に量産できる技術を確立しました。
 牛や羊、山羊(やぎ)、鹿(しか)などは反すう動物と呼ばれ、食べた物を部分的に消化した後に、もう一度口の中に戻して咀嚼(そしゃく)するという食べ方をします。これらの動物は4つの胃を持っていますが、第1胃と呼ばれる胃にいる微生物がメタンガスを作り出し、動物のげっぷを通して大気中に放出されます。
 その量は全世界の温室効果ガスの約4%(CO2換算)を占め、さらにメタンガスの温室効果は、CO2の28倍にもなるため、地球温暖化を引き起こす原因の1つとされています。また、反すう家畜の数は世界的に増加しており、げっぷを通して放出されるメタンガスは今後さらに増えると見込まれるため、その抑制が求められています。
 近年、海産紅藻類のカギケノリを反すう家畜の餌に混ぜて給餌することで、げっぷ中のメタンを低減できることが、研究によって明らかになりました。カギケノリには胃の中のメタンガス生成細菌を減らす物質が含まれ、牛の餌に混ぜることで排出量が最大80%減ったという報告もあります。
 しかし、カギケノリの量産技術はまだ確立されておらず、多くの企業や団体が研究を進めていました。鹿島建設は今後、ほかの機関と連携してカギケノリの大量生産を目指すといいます。

 2024年1月23日(火)

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■小学校の給食のみそ汁に画びょう混入 鳥取県米子市 [健康ダイジェスト]

 鳥取県米子市の小学校で22日、給食のみそ汁に画びょうが入っているのが見付かりました。児童にけがはなく、米子市は画びょうが混入した原因を調べています。
 米子市教育委員会によりますと、22日、市立彦名小学校で児童が給食を食べていたところ、みそ汁の中に画びょう1個が入っているのを見付け、担任の教諭に知らせました。児童にけがはありませんでした。
 画びょうは直径1センチ、針の長さが8ミリの大きさで、市の学校給食センターの調理室では画びょうを使っておらず、この小学校で掲示物を張る際などに使っている画びょうと同じものだったということです。
 米子市は画びょうが混入した原因を調べています。
 米子市学校給食課は、「安全、安心であるべき学校給食で、このようなことが発生したのは極めて遺憾であり、異物混入の防止にいっそう努める」とコメントしています。

 2024年1月23日(火)

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■2023年の出生数、過去最少の可能性高まる 1~11月出生数69万6886人 [健康ダイジェスト]

 2023年1~11月に生まれた赤ちゃんの数(出生数)は前年同期比5・3%減の69万6886人だったことが23日、わかりました。厚生労働省が人口動態統計の速報値(外国人らを含む)を公表しました。
 12月分も同じペースだった場合、2023年通年の出生数は70万人台半ばとなり、過去最少となる可能性が高まりました。

 2024年1月23日(火)

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■新型コロナ感染の被災者死亡、珠洲市の87歳女性 [健康ダイジェスト]

 能登半島地震の被災者で、新型コロナウイルスに感染した珠洲市若山町の比古咲(ひこさき)きみ子さん(87)が16日に亡くなっていたことが、明らかになりました。1日の地震後、新柄コロナに感染した被災者の死亡が確認されるのは初めてで、災害関連死の可能性があります。避難所では新型コロナや季節性インフルエンザが拡大しており、専門家は対策の徹底を呼び掛けています。
 比古咲さんの長男孝さん(59)によると、比古咲さんは地震後、避難所の珠洲市飯田小に身を寄せていました。肝臓に持病があり、7日に治療のため金沢市内の病院を受診したところ、新型コロナの陽性と診断されて専用病棟に移りました。その後、高熱を出すなどし、9日後に息を引き取りました。
 比古咲さんが入院直前まで過ごしていた飯田小は21日時点で107人が避難生活を送り、同日までに計12人の新型コロナ感染が確認されました。陽性の住民は別室に隔離し、トイレ、食事も別にして、ほかの避難者と接触がないようにしていました。
 現在、感染者以外の避難者が過ごすスペースに間仕切りはないものの、来週以降は屋内にテントを設営するなどして対策を強化します。避難所運営の責任者を務める泉谷信七さん(73)=珠洲市飯田町=は「日赤の助言を受けて対策に当たっている。コロナの感染者は出ているが、拡大はしておらず、しっかり対応していきたい」と語りました。
 孝さんは、「他の避難所に比べて手厚い感染症対策をしてくれたと思っており、関係者には感謝している」と語りました。
 亡くなった比古咲きみ子さんは、地震が発生した1日、ひ孫らと一緒に雑煮を食べるなどして家族団らんを楽しんでいました。昨年12月には孫の結婚式に出席し「次は新しいひ孫の顔を見よう」と話していたものの、かないませんでした。
 孝さんによると、きみ子さんは家族全員がノロウイルスに感染した時もただ1人無事だった「最強ばあちゃん」で、新型コロナの感染が判明した際も「おれに近づくな」と冗談を飛ばすほど元気でした。
 孝さんは、「あれが最後の会話になってしまったが、母には『よう生きてくれた』と声をかけてあげたい」と語りました。

 2024年1月23日(火)

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