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■エボラ出血熱、リベリアで新規患者を確認 約1カ月ぶりで終息宣言遠のく [健康ダイジェスト]

 西アフリカのリベリア政府は20日、国内で約1カ月ぶりに新規のエボラ出血熱患者が確認されたと発表しました。
 エボラ出血熱の流行ピーク時には最も大きな打撃を受け、これまでに4000人以上が死亡したリベリアでは、現在は新規患者がほぼ出なくなる感染終結期にあり、4月中旬にもエボラ出血熱感染終結宣言が出されるとみられていました。新規感染者の発生で、終息宣言は遠のきました。
 感染者は首都モンロビア近郊の住民で、モンロビアのエボラ出血熱治療センターに搬送されました。
 リベリア政府のルイス・ブラウン報道官は、「女性1人が新たにエボラ出血熱に感染したことが確認された。それまでの27日間はただ1人の新規患者も出ていなかった。エボラ熱を巡る状況は後退した」と述べました。
 世界保健機関(WHO)は今月初め、リベリアでは2月19日から新規感染患者が出ていないと発表していました。WHOによると、その時点で知られていた最後の感染例の関係者全員がすでに21日間の経過観察期間を終えているため、新規患者の女性の感染経路はわかっていないといいます。

 2015年3月23日(月)

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