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■原因不明のまひで全国調査へ 国立感染症研究所、子供からエンテロウイルス [健康ダイジェスト]





 今年8月以降、発熱やせきなどの症状の後に原因不明の体のまひを訴える子供が相次いで報告され、その一部から「エンテロウイルスD68」と呼ばれるウイルスが検出されたことがわかり、国立感染症研究所は28日までに、体のまひがウイルスの感染によるものなのかなど詳しい全国的な調査を始めました。
 国立感染症研究所によりますと、今夏、発熱やせきなどの症状を訴えた子供が原因不明の体のまひになったという報告があり、日本小児神経学会などが調べたところ、8月以降だけで同様の患者が全国で47人見付かりました。患者は生後1カ月から11歳までの子供で、21の都府県から報告され、その多くが9月中旬に発症していました。
 また、患者のうち検査のサンプルが残っていた8人を調べたところ、2人からエンテロウイルスD68が検出されたということで、国立感染症研究所は、体のまひはこのウイルスによるものなのか、ほかに患者はいないのかなど、詳しい調査を始めました。
 エンテロウイルスD68は、1962年にアメリカで見付かったウイルスで、これまで散発的な感染が報告される程度でしたが、昨年、アメリカ国内で感染が広がり、1000人以上が重い呼吸器症状を訴えてその一部に体のまひが見られたことをアメリカの疾病対策センター(CDC)が報告しています。
 エンテロウイルスの流行は、通常、夏から秋にかけてで、専門家によりますと、今後さらにエンテロウイルスの感染が広がることは考えにくいということです。
 日本小児神経学会の調査を担当した福岡市立こども病院の吉良龍太郎医師は、「体のまひという症状は国内でも散発的に見られるが、8月以降の短期間に50例近く出たというのは聞いたことがない。原因の解明を急ぐとともに治療法も検討を急ぐ必要がある。子供の手や足が動かない時は医療機関に相談してほしい」と話しています。
 エンテロウイルスには100種類以上があり、手足や口に発疹ができる手足口病や、手足のまひを引き起こすポリオの原因になることが知られています。
 国立感染症研究所によりますと、エンテロウイルスに対する特効薬はなく、症状に応じた対症療法が中心となるということです。一方で、エンテロウイルスはインフルエンザと同じようにくしゃみの飛沫(ひまつ)などによって感染することがわかっていて、予防のためには手洗いなどが有効だということです。

 2015年10月29日(木)
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