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■チリ本土で初、性交渉によるジカウイルス感染者を確認 [健康ダイジェスト]

 チリ保健省は26日、同国本土で初めて性交渉によるジカウイルス感染者が発生したと発表しました。胎児の先天異常との関連が疑われるジカウイルスは蚊が媒介して感染することが多いものの、チリ本土にはこの種の蚊は生息していないとされています。
 保健省によると、性交渉によりジカウイルスに感染したのは46歳の女性。感染源の男性は、ハイチでジカウイルスに感染していたといいます。
 保健省は声明で、「これは、ジカウイルスを媒介するネッタイシマカの存在が認められていないチリ本土で初めて発生した性交渉による感染例だ」と述べ、「チリではこれまでに外国で感染したジカ熱患者を10人確認しており、うち8人は2016年に確認したもの」と付け加えました。
 同国では今月初旬、外国でジカウイルスに感染した妊婦の例が報告されていましたが、この妊婦は健康な男児を出産しました。
 ネッタイシマカはチリ本土には生息していないものの、同国領土である太平洋沖のイースター島で生息が確認されています。イースター島では、中南米を中心に流行が広がった2015年以前の2014年に、ジカウイルス感染者が確認されていました。
 中南米で感染が拡大しているジカウイルスに妊婦が感染すると、脳が発達せず頭部が異常に小さい状態で新生児が生まれる小頭症という深刻な先天異常を引き起こす恐れがあるとみられています。
 世界保健機関(WHO)は、ジカウイルスと小頭症発生の関連について緊急事態を宣言しています。

 2016年3月27日(日)




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