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■小児用人工肺に不具合見付かる 医療機器メーカーが自主回収 [健康ダイジェスト]

 東京都の医療機器メーカーが製造し医療機関で使用されていた小児用人工肺の部品に不具合があることがわかり、メーカーが自主回収を進めています。メーカーによりますと、人口肺は手術の際に使うもので、これまでに健康被害の報告は寄せられていないということです。
 自主回収が行われているのは、東京都文京区に本社がある医療機器メーカー「泉工医科工業」が、埼玉県春日部市の工場で製造し2016年1月18日~2017年12月25日に病院を中心に出荷した小児用人工肺「メラHPエクセランプライム」と、同様の構造の「メラHPエクセランTPC」の計503台。これらを組み込んだ人工心肺用回路システム「メラエクセライン回路N2」、「メラエクセライン回路TPC」、ヘパリン使用人工心肺用回路システム「メラエクセライン回路HP2」の計300組も対象。
 泉工医科工業によりますと、これらの機器は心臓外科手術の際に血液中の二酸化炭素を取り除き、酸素を加えて体内に循環させるもので、購入した病院の一つから12日の手術前の準備中に不具合が見付かったという報告を受けて調べたところ、機器と体をつなぐチューブが外れる不具合が見付かったということです。
 これ以外に不具合や健康被害の報告は寄せられていないということで、泉工医科工業は全国の54の病院に納入した機器について、27日から自主回収を始めています。
 泉工医科工業は、「関係各位にご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。再発防止を図っていきます」とコメントしています。

 2017年12月30日(土)

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