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■高額ながん治療薬オプジーボ、薬価24%引き下げへ 4月以降に1瓶約27万円 [健康ダイジェスト]

 高い治療効果が確認された一方、高額な費用がかかる、がんの治療薬「オプジーボ」について、厚生労働省は2年に1度行われる薬価(薬の公定価格)の改定に伴い、来月から約24%引き下げることを決めました。
 公的医療保険が適用されるがんの治療薬「オプジーボ」は、手術ができないほど進行した皮膚がんを縮小させるなど高い治療効果が確認された一方、1人当たり年間およそ3500万円も費用がかかり、保険財政を圧迫するため、厚労省は昨年2月、定期的な薬価の改定を待たずに緊急的な措置として、50%引き下げました。
 そして、2年に1度行われる薬価の改定に伴い、厚労省がオプジーボの薬価を改めて検討した結果、患者数の多い肺がんの治療にも使えるようになったことや、海外での販売価格との差などを考慮して、来月からさらに約24%引き下げることを決めました。
 これにより、4月以降、オプジーボの薬価は現在の100ミリグラム1瓶当たり36万4925円から、27万8029円に引き下げられます。2014年に皮膚がんの一種である悪性黒色腫(メラノーマ)の治療薬として保険適用された時は約73万円で、当初から6割超下がることになります。
 薬価は2年に1度、市場での流通価格に公定価格を近付ける形で改定します。今回の対象となる医薬品は約1万6400品目あり、全体の改定率は7・48%減でした。革新的な新薬の薬価を一定期間維持する「新薬創出加算」は対象を大幅に絞り込み、対象品目は823から560に、加算総額も250億円減って810億円となりました。

 2018年3月6日(火)

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