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■世界の気温、2040年に平均1・5度上昇 IPCC予測 [健康ダイジェスト]

 国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が、世界の平均気温について、温室効果ガスの排出が現在の水準で続けば、約20年後の2040年ごろには産業革命前と比べて1・5度上昇し、海面上昇や北極海の氷が解けるなど環境への悪影響が深刻化するとの予測を出す方向で検討していることが、26日明らかになりました。
 IPCCは各国政府や専門家から意見を聴いた上で、10月1~5日に韓国・仁川で開く総会で、地球温暖化予測の特別報告書として公表します。
 報告書草案によると、2017年時点の世界の平均気温は19世紀後半に比べ、すでに約1度上昇していると指摘。現在のペースで温室ガスを排出し続ければ、今後10年ごとに約0・2度ずつ上昇すると分析しました。
 地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」は、21世紀末までに世界の平均気温の上昇を2度以内に抑えることを目標とし、1・5度を努力目標にしました。それでも、猛暑や豪雨などの異常気象が増え、動植物の絶滅は避けられないと予想します。
 1・5度未満にするには、今世紀半ばまでにCO2排出を実質ゼロにする必要があるといいます。対策として再生可能エネルギーやCO2の地下貯留(CCS)の普及、経済活動の抜本的な改革を挙げています。
 IPCCは韓国で開く総会で、温室効果ガスの排出削減の強化など早急な対策を各国に求める方針です。

 2018年9月25日(火)

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