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■未承認の「しわ取り薬」を不正に輸入販売の疑い 大阪市の業者を書類送検へ [健康ダイジェスト]

 大阪市淀川区の医薬品輸入代行会社「エスエムディグローバル」が、国内未承認のしわ取り注射用の薬を不正に輸入して販売した疑いが強まり、大阪府警が近く同社の男性社長(47歳)や社員ら5人を医薬品医療機器法違反容疑と有印私文書偽造・同行使容疑で書類送検することがわかりました。
 生活環境課は、法人としての同社も医薬品医療機器法違反容疑で書類送検する方針。同課によると、社長らは2017年8~11月、過去に取引があった医師の免許証のコピーを無断で使うなどして申請書類を偽造し、近畿厚生局に申請して韓国から輸入した未承認薬「ニューロノックス」10本を東京都目黒区の美容クリニックに約9万2000円で売った疑いが持たれています。
 押収資料などから、同社は2012年1月~2017年11月、美容関係の未承認薬の不正輸入と販売を繰り返し、約6億円を売り上げた疑いもあるとみられています。
 ニューロノックスは、みけんや目尻などに注射することで、しわを取る目的で使われます。国内では未承認ながら、医師ならば治療目的で個人輸入できます。ニューロノックスは承認薬に比べて安価といい、メスを使わない「プチ整形」の人気を背景に、不正に輸入された未承認薬が美容業界で流通しているとの指摘があります。
 厚生労働省によると、医師による未承認薬の個人輸入は2010年度が約4万3000品目でしたが、2016年度は約8万2000品目とほぼ倍増。不正な転売目的のものが含まれるとみられ、同省は昨年3月、不正輸入防止のため確認の徹底を求める通知を各厚生局に出しました。
 厚労省近畿厚生局が今年3月、医師免許証が無断で使われていることに気付き、刑事告発。大阪府警は4月にエスエムディグローバルや関連先を家宅捜索して実態解明を進めていました。

 2018年9月25日(火)

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