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■薬の管理をロボットに任せる日本初の薬局が誕生 大阪市中心部に [健康ダイジェスト]

 棚にある薬の管理はロボットに任せる「次世代型」の調剤薬局が1日、大阪市中心部に日本で初めてオープンしました。薬剤師は患者に薬の注意点などを伝える「服薬指導」に集中でき、患者は薬局が無人となる時間外でも、処方された薬を受け取れます。このロボットシステムの導入は日本で初めてといいます。
 開業したのは「梅田薬局」で、大阪市北区のヒルトンプラザイースト5階にできた医療モール「大阪梅田メディカルセンター」内で営業を始めました。
 アメリカの医療機器大手のロボットで、日本BDが発売。薬剤師の指示があると、処方箋(せん)の情報をもとに、ロボットアームが使用期限が近い薬を調剤棚から選び取り、10秒ほどで払い出し口に届けます。
 梅田薬局では、約2000種類の薬を調剤棚にそろえます。棚に薬を入れる時は、薬剤師が箱などに記載されたバーコードを読み取り、装置の入り口に置きます。すると、ロボットアームが自動的に整理し、棚に並べていくといいます。さらに、昼夜を問わず空いた時間に、使用頻度に応じて最も効率的な薬の配置に並べ替えます。
 日本BDによると、ヨーロッパを中心に、すでに約8000台が導入されています。一方、日本ではまだ、薬の整理や管理、棚からの取り出しは、薬剤師が手作業でやるのが一般的です。ただ、薬を探すのに時間がかかるなどして、患者が薬局で待たされることも多くなっています。ロボットの導入で、待ち時間は大幅に短縮されそうです。
 営業時間後でも、QRコードを機械にかざせば、薬剤師がいなくても薬を受け取れます。営業時間内に薬剤師から服薬指導を受ける必要はあるものの、その後はいったん店を離れられるため、日中は時間がない人にとっても便利。
 梅田薬局を運営するメディカルユアーズの渡部正之社長は、「この調剤を自動化する装置を活用し、待ち時間ゼロの薬局を目指したい」と話しています。

 2019年3月3日(日)

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