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■発達障害をゲーム形式の治療アプリで改善 塩野義製薬が米社と提携 [健康ダイジェスト]

 塩野義製薬は7日、発達障害をビデオゲームを通じて治療する「デジタル薬」と呼ばれるアプリの開発、販売権をアメリカのスタートアップ企業から取得したと発表しました。臨床試験(治験)を経て、承認を得られれば日本や台湾で販売できるようになります。
 子供向けで、スマートフォン(スマホ)で遊びながら脳の前頭前野を刺激、活性化させ、注意機能などが改善するといいます。塩野義製薬は契約金としてまず約22億円、売り上げなどに応じて最大約117億円を支払いますs。
 アメリカのアキリ・インタラクティブ・ラブズ(マサチューセッツ州)が開発中の2つの治療アプリについて、日本や台湾での事業化権を取得しました。
 取得した治療アプリのうち、発達障害の一種である注意欠陥・多動性障害(ADHD)治療アプリは、8~12歳の子供348人に対する治験で注意機能の改善がみられました。正式な薬としての承認を得るため現在、アキリ社がアメリカの食品医薬品局(FDA)に申請中です。
 もう一方の子供の自閉スペクトラム症(ASD)の治療アプリは、大規模な治験を予定しています。
 「デジタル薬」を巡っては、大塚製薬が錠剤にセンサーを埋め込み、飲んだかどうか医師が確認できるようにするなど取り組みが始まりつつあります。塩野義製薬が今回、取得したような実際の治療にまで踏み込むものは珍しいといいます。

 2019年3月8日(金)

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