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■健康保険組合の保険料、年間約55万円に 高齢化の進展で2020年度に [健康ダイジェスト]

 大企業の会社員らが加入する健康保険組合の保険料は、高齢化のさらなる進展により3年後の2022年度には、1人当たりの年間の平均で、今年度より5万円余り増えて、およそ55万円に上る見通しです。
 全国およそ1400の健康保険組合で作る健康保険組合連合会(健保連)によりますと、組合全体の財政は、高齢者の医療費を賄うための負担金の増加で圧迫され、2019年度は986億円の赤字となる見通しです。
 そして、労使双方の負担を合わせた1人当たりの年間の平均保険料は、前の年度から9000円余り増えて49万5732円となっています。
 さらに、3年後の2022年度には、いわゆる「団塊の世代」が75歳以上の後期高齢者になり始めることにより、高齢者医療費の負担金が今年度と比べて、およそ5000億円増加する見通しです。
 このため、年間の平均保険料は今年度に比べて、5万2000円余り増えて、54万8620円に上ると推計しています。
 健保連は、「今後も、保険料の引き上げは避けられないが、現役世代が、過重な負担とならないよう後期高齢者の窓口負担の引き上げなどを検討すべきだ」としています。

 2019年5月3日(金)

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