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■エボラ出血熱の死者1000人超す コンゴ民主共和国 [健康ダイジェスト]

 アフリカ中部のコンゴ民主共和国(旧ザイール)東部でエボラ出血熱が流行している問題で、現地の保健省は3日、昨年8月1日に流行宣言が出されてからの死者数が1000人を超えたと発表しました。現地の治安が悪化しており、感染の封じ込めを妨げているといいます。
 イルンガ保健相は同日夜、疑いも含めたエボラ出血熱による死者が1008人(確定例942人、可能性例66人)に上ったと説明。2014~2016年に西アフリカのリベリアなど3カ国で流行し、1万1300人の感染者が亡くなって以来、最多の死者数になっています。
 世界保健機関(WHO)などによると、感染者はコンゴ民主共和国東部の北キブ州と隣のイトゥリ州で拡大。周辺は鉱物資源を収入源とする多数の武装勢力が乱立しており、医療物資などの搬送が滞る地域もあるといいます。
 医療従事者を狙った襲撃事案も今年1月から119件発生し、42件は医療施設が襲撃されました。医療従事者の殺害に至るケースも出ています。襲撃を恐れ、医療施設ではなく、自宅にとどまる感染者もいるといいます。
 国境を接しているルワンダやウガンダも警戒を強めており、すでにワクチンを配布しているといいます。
 WHO健康危機管理プログラムのマイケル・ライアン氏は3日、スイス・ジュネーブで開いた記者会見で、「我々は困難かつ危険な状況に対処している」「流行極期が継続するシナリオを予測している」と述べました。

 2019年5月4日(土)

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