■新型コロナウイルスの検査、鼻の入り口からの検体採取容認 厚生労働省 [健康ダイジェスト]
新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査について、厚生労働省は患者が自分で鼻の入り口に近い鼻腔から検体の粘液を採取する方法も認めることを決めました。今冬、季節性インフルエンザと新型コロナウイルスの同時流行が懸念される中、検体採取方法の選択肢を増やし、医療現場の負担を軽減する狙い。
現在、公費で行われている検査では、医師が鼻の奥の鼻咽頭の粘液をぬぐって遺伝子などを調べる方法が中心ですが、患者がくしゃみなどをして感染を広げる恐れがあると指摘されています。
このため、厚労省は25日に開いた専門家会議で、検査を受ける人に自分で鼻の入り口に近い鼻腔から検体を採取してもらう方法を提案しました。
厚労省によりますと、鼻の奥の鼻咽頭と入り口に近い鼻腔から検体を採取した場合で検査結果を比べたところ、PCR検査では83%の割合で結果が一致したということです。
これを受けて、専門家会議は医師の監修を受けることを条件に、患者が自分で鼻の入り口から検体を採取することを了承しました。
一方、鼻の奥から取った検体に比べるとウイルスの量が少なく、「検査の感度が若干下がる可能性が高い」などとして、対象を発熱などの症状がある人に限るとしています。
また、発症から10日目以降は特にウイルスの量が低下するため、簡易キットを使った抗原検査では陰性だった場合、鼻の奥から検体を取り直してPCR検査を行う必要があるということです。
厚生労働省は、薬事承認の手続きが整いしだい、これらの方針を全国に通知することにしています。
2020年9月27日(日)
現在、公費で行われている検査では、医師が鼻の奥の鼻咽頭の粘液をぬぐって遺伝子などを調べる方法が中心ですが、患者がくしゃみなどをして感染を広げる恐れがあると指摘されています。
このため、厚労省は25日に開いた専門家会議で、検査を受ける人に自分で鼻の入り口に近い鼻腔から検体を採取してもらう方法を提案しました。
厚労省によりますと、鼻の奥の鼻咽頭と入り口に近い鼻腔から検体を採取した場合で検査結果を比べたところ、PCR検査では83%の割合で結果が一致したということです。
これを受けて、専門家会議は医師の監修を受けることを条件に、患者が自分で鼻の入り口から検体を採取することを了承しました。
一方、鼻の奥から取った検体に比べるとウイルスの量が少なく、「検査の感度が若干下がる可能性が高い」などとして、対象を発熱などの症状がある人に限るとしています。
また、発症から10日目以降は特にウイルスの量が低下するため、簡易キットを使った抗原検査では陰性だった場合、鼻の奥から検体を取り直してPCR検査を行う必要があるということです。
厚生労働省は、薬事承認の手続きが整いしだい、これらの方針を全国に通知することにしています。
2020年9月27日(日)
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