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■新型コロナ「20歳代が最多」「死亡率は1%」 厚労省が「10の知識」 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルス対策を厚生労働省に助言する専門家組織は29日までに、年代別の重症化のしやすさや治療法などをQ&A形式で示した「新型コロナウイルス感染症の“いま”についての10の知識」をまとめました。同省は「情報が必要な人に届くよう、伝え方を考えたい」としています。
 「10の知識」では、国内の感染状況は年代別では20歳代で最も多く、20歳代人口の約0・2%に相当と強調。6〜8月の重症化率は約1・6%、死亡率は約1%で、高齢者ほど重症化しやすく、6月以降の診断で重症化した人の割合は50歳代以下で0・3%、60歳代以上で8・5%としました。
 ほかに、重症化につながりやすい要因として、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、糖尿病、肥満などを挙げました。飲酒を伴う懇親会など大人数や長時間の飲食や、マスクなしの会話も感染が起きやすく注意が必要としました。
 うつす可能性があるのは発症2日前から発症後7~10日程度。発症の直前、直後で特にウイルスの排出が増えるといいます。感染者のうち他人に感染させているのは2割以下で、1人が多数に感染させることがなければ流行を抑えられると指摘しています。
 治療法では、軽症なら解熱剤などを使用。呼吸不全を伴う場合、酸素投与や炎症を抑えるステロイド薬、抗ウイルス薬を投与し、改善しない場合は人工呼吸器を使う治療法もあり、6月以降に入院した患者はそれ以前と比べ死亡率が低くなったとのデータも載せました。
 ワクチンは国内外で研究が進んでいるが、実際に発症や重症化を予防できるかは、今のところわかっていないとしました。

 2020年10月30日(金)

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