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■新型コロナ感染、男性の生殖機能低下にも影響か 香港大学が研究 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルス感染症を誘発するコロナウイルスが、男性の生殖能力に否定的な影響を及ぼす場合があるという研究結果が報告されました
 21日、サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)によると、香港大学の研究陣は新型コロナに感染したハムスターの睾丸とホルモン変化に対する研究を行った結果、男性の生殖機能を低下させる場合があるという結論を確認しました。この論文は前日、臨床感染症における世界トップクラスの学術誌であるアメリカ感染症学会の「感染病学会誌(Clinical Infectiouse Disease)」に掲載されました。
 このほかに、睾丸の大きさや重さも小さくなったり軽くなったりするなどの変化も起きました。また、睾丸の急激な炎症・出血を始め、精子生成器官の組織壊死もみられました。睾丸組織の炎症と組織壊死は感染以降、7~120日間にわたり続きました。
 香港大学の研究陣は、オミクロン型とデルタ型が男性の生殖機能低下において同じような働きをすると明らかにしました。併せて、これに先立ち新型コロナの患者から「睾丸の痛み」が報告された研究結果があり、新型コロナで死亡したある男性を解剖検査した結果、睾丸から細胞損傷と炎症が見付かった事例があったと付け加えました。

 2022年2月21日(月)




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