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■厚労省部会、飲む中絶薬の承認を了承 承認されれば国内初 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省の専門家部会は1月27日、イギリスの製薬会社ラインファーマが開発した人工妊娠中絶のための飲み薬について、製造販売の承認を了承しました。ただ、「社会的関心が高く、慎重な審議が必要」とし、パブリックコメント(意見公募)を実施した上で、3月にも、上部組織の薬事分科会で承認の可否を再審議するとしました。
 承認されれば、国内初の経口中絶薬となり、従来の手術法より、女性の心身に負担が少ない中絶の選択肢ができることになります。
 飲み薬の名称は「メフィーゴパック」で、妊娠9週0日までの妊婦が対象。妊娠の継続に必要な黄体ホルモンの働きを抑える薬「ミフェプリストン」と、子宮を収縮させる薬「ミソプロストール」の2種類を組み合わせて服用します。承認された場合、希望する妊婦は、医療機関を受診し、母体保護法指定医のもとで服用することになる見込みです。
 国内の臨床試験では、薬を使った中絶を望む18~45歳の妊婦120人のうち、93・3%が服用後24時間以内に中絶に至りました。6割に下腹部痛や 嘔吐(おうと)などがみられましたが、多くが軽症か中程度の症状でした。
 薬による中絶は、世界保健機関(WHO)が安全で効果的な方法として推奨しており、海外では少なくとも65以上の国と地域で使用されています。
 専門家からは「女性の心身の負担が軽減できる」との期待が寄せられる一方、「薬には効き方に個人差がある」などの慎重な声も上がっています。

 2023年2月2日(木)

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