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■外科医が誕生日に手術を行うと死亡率が23%増加 アメリカの外科医4万7000人のデータを分析 [健康ダイジェスト]

 外科医の誕生日に手術を受けた患者は、誕生日以外の日に手術を受けた患者より術後の死亡率が23%高いという研究結果を、慶応大学とアメリカのカリフォルニア大学ロサンゼルス校、ハーバード大学の共同研究チームが、アメリカの医療データの分析からまとめました。誕生日で注意散漫になることが、原因の可能性もあるといいます。
 慶応大学大学院健康マネジメント研究科の加藤弘陸(ひろたか)特任助教(医療経済学)らは、アメリカで2011~14年に、心臓や肺、骨などの病気で緊急手術を受けた65~99歳の患者約98万人の術後30日以内の死亡率と、その手術を担当した外科医約4万7000人のデータを分析しました。分析では、高齢者を対象とする医療保険制度(メディケア)の患者データなどを用いました。
 その結果、外科医の誕生日以外の日に手術を受けた患者(97万8812人)は、死亡率が5・6%でしたが、外科医の誕生日に手術を受けた患者(2064人)は、死亡率が6・9%で、1・3ポイント高く、死亡率が23%増加する傾向にありました。患者の重症度や年齢、人種、性別などの要因を考慮した結果、統計上有意な差がみられたといいます。
 理由について研究チームは、誕生日のお祝いメールがきて注意散漫になったり、誕生日パーティーに遅れぬよう手術を急いだりする可能性を指摘しています。
 加藤特任助教は、「臨床的には無視できない大きな差が出た。誕生日などのライフイベントで注意が弱まるのであれば、患者が質の高い医療を受けられるよう医師へのサポートを検討する必要がある」と話しています。
 論文によると、イギリスで緊急入院した患者が30日以内に死亡する確率は、休日に27%増すなどの研究が過去にあるといいます。
 研究成果は10日、イギリスの医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」にオンライン掲載されました。

 2020年12月13日(日) 

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■新型コロナ、東京都で日曜日としては最多の480人感染 国内で19人死亡、2388人感染 [健康ダイジェスト]

 国内では13日午後8時25分の時点で、東京都で480人、大阪府で308人、神奈川県で231人、愛知県で181人、北海道で164人、埼玉県で144人、兵庫県で114人、千葉県で111人、広島県で76人、福岡県で71人、京都府で59人、群馬県で40人など、全国で合わせて2388人の新型コロナウイルスへの感染が発表されています。
 また、北海道で7人、大阪府で5人、茨城県で2人、千葉県で1人、埼玉県で1人、奈良県で1人、岩手県で1人、愛知県で1人の、合わせて19人の死亡が発表されています。
 国内で感染が確認された人は、空港の検疫などを含め18万630人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて18万1342人となっています。感染して亡くなった人は、国内で感染した人が2601人、クルーズ船の乗船者が13人の、合わせて2614人です。
 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、12日より5人増えて583人となり過去最多を更新しました。
 一方、症状が改善して退院した人などは、13日時点で、国内で感染した人が14万9286人、クルーズ船の乗客・乗員が659人の合わせて14万9945人となっています。
 東京都は13日、都内で新たに10歳未満から90歳代までの男女合わせて480人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1日の感染の確認が400人を超えるのは5日連続で、感染者数が比較的多くない日曜日の発表人数としては11月29日の418人を上回って、これまでで最も多くなりました。
 また、都の基準で集計した13日時点の重症の患者は70人で、今年5月に緊急事態宣言が解除された後では11月30日と並んで最も多くなりました。
 都内では、13日までの1週間で、1日の感染の確認が600人を超えた日と500人を超えた日がそれぞれ2日あって、感染の確認が高い水準で推移しており、13日までの7日間の平均は初めて500人を超えました。
 新規感染者480人を年代別でみると、10歳未満が12人、10歳代が34人、20歳代が121人、30歳代が88人、40歳代が73人、50歳代が63人、60歳代が35人、70歳代が25人、80歳代が26人、90歳代が3人。
 480人のうち、約46%に当たる220人は、これまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、約54%の260人は、これまでのところ感染経路がわかっていないということです。
 濃厚接触者の内訳は、「家庭内」が最も多く93人、次いで、「施設内」が24人、「職場内」が23人、「会食」が13人などとなっています。
 このうち、「施設内」では、7つの医療機関で職員と患者の合わせて19人の感染が確認され、高齢者施設では5つの施設で5人の感染が確認されています。
 これで都内で感染が確認されたのは、合わせて4万7225人になりました。
 都の担当者は、「かなり高い水準で推移しているにもかかわらず、この数字が都民の皆さんにとって当たり前になってくることが怖いことだ。ぜひ不要不急の外出を控えていただき、どうしても外出しなければならない時は、しっかり対策をとってほしい」と話しています。
 一方、重症患者を含めた入院患者は、13日の時点で1971人と初めて1900人を超えてこれまでで最も多くなり、都が確保している合わせて3000床のうち、使用率は65・7%となりました。
 都は、13日の時点で、重症の患者向けの病床を200床、中等症以下の患者向けの病床は2800床をそれぞれ確保しているということです。
 また、自宅で療養している人は、12日より103人増えて1208人でした。都が開設・運用している9つのホテルなどで療養している軽症や無症状の人は、12日より19人増えて932人でした。医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は、12日より3人増えて1024人です。
 一方、すでに退院した人や自宅などでの療養が終わった人は、4万1555人となっています。

 2020年12月13日(日)

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■新型コロナ、世界の感染者7170万人 死者160万人 イタリアの累計死者、イギリスを超え欧州最多に [健康ダイジェスト]

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の13日午後3時の時点で、世界全体で7170万4885人となりました。また、感染して亡くなった人は、160万5017人に上っています。
 感染者が最も多い国はアメリカが1606万2299人、次いでインドが985万7029人、ブラジルが688万127人、ロシアが260万2048人、フランスが234万8795人、イギリスが183万956人、イタリアが182万5775人、トルコが180万9809人、スペインが173万575人、アルゼンチンが149万4602人、コロンビアが141万7072人、ドイツが133万6101人、メキシコが124万1436人、ポーランドが112万6700人、イランが110万818人です。
 感染して亡くなった人が最も多い国もアメリカで29万7818人、次いでブラジルが18万1123人、インドが14万3019人、メキシコが11万3704人、イタリアが6万4036人、イギリスが6万4026人、フランスが5万7210人、イランが5万1949人、スペインが4万7624人、ロシアが4万5923人、アルゼンチンが4万668人となっています。
 新型コロナウイルスによるイタリアの累計死者数が、ジョンズ・ホプキンス大学の集計で13日に6万4036人になり、6万4026人のイギリスを超えてヨーロッパで最も多くなりました。フランスが5万7210人、スペインが4万7624人で続いています。
 イタリア保健省は12日、過去24時間で新たに確認された新規感染者は1万9903人、死亡した人は649人だったと発表しました。
 イタリアの医療団体は11日、同国でこれまでに新型コロナウイルスに感染して死亡した医師は251人に上ると発表。
 新型コロナウイルスによるイタリアの死亡率は、12月10日現在で人口10万人当たり104人と世界的みてかなり高く、その理由について議論が続いています。
 死亡リスクが高いのは高齢者や基礎疾患のある人であり、イタリアはヨーロッパの主要国の中では最も平均年齢が高い国なので、その影響が大きいとも考えられます。

 2020年12月13日(日)

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■国内の新型コロナ感染3041人、初の3000人超え 1都6県で最多更新 [健康ダイジェスト]

 国内では12日午後9時半の時点で、東京都で621人、大阪府で429人、神奈川県で223人、愛知県で206人、埼玉県で199人、北海道で189人、兵庫県で137人、千葉県で121人、広島県で104人、福岡県で86人、京都府で75人、岐阜県で55人、沖縄県で51人など、43都道府県と空港検疫で過去最多となる3041人の新型コロナウイルスへの感染が確認され、1日当たりの感染者数が初めて3000人を超えました。これまでの最多は、12月10日の2972人でした。
 621人の感染が確認された東京都、199人の埼玉県、43人の岩手県、22人の山形県、32人の長野県、55人の岐阜県、27人の高知県の1都6県で、新規感染者が最多を更新しました。
 また、北海道で6人、大阪府で6人、兵庫県で4人、神奈川県で3人、群馬県で2人、三重県で1人、京都府で1人、奈良県で1人、岐阜県で1人、愛知県で1人、新潟県で1人、静岡県で1人、合わせて28人の死亡の発表がありました。
 12日までの1週間の新規感染者は1万7331人で、前週の1万5421人より12%増えました。直近1カ月の死者は709人で、その前の1カ月の235人の3倍に上っています。重症者も、1カ月で2・5倍に増加しました。
 国内の1日当たりの感染者数は8月7日の1605人をピークに減少に転じたものの、11月に入り再び急増し、11月18日に初めて2000人を超えていました。
 国内で感染が確認された人は、空港の検疫などを含め17万8242人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて17万8954人となっています。
 亡くなった人は国内で感染した人が2582人、クルーズ船の乗船者が13人の、合わせて2595人です。
 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、10日より24人増の578人となっています。
 一方、症状が改善して退院した人などは、11日時点で、国内で感染した人が14万7524人、クルーズ船の乗客・乗員が659人の、合わせて14万8183人となっています。

 2020年12月12日(土)

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