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■新型コロナ、東京都で月曜日として最多の481人感染 国内で51人死亡、2395人感染 [健康ダイジェスト]

 国内では28日午後9時の時点で、東京都で481人、神奈川県で334人、埼玉県で184人、千葉県で175人、大阪府で150人、福岡県で142人、愛知県で122人、兵庫県で108人、京都府で59人、広島県で50人、岐阜県で45人など、全国で合わせて2395人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。通常は比較的発表数が少ない月曜日ですが、首都圏を中心に感染の勢いに歯止めがかかっていない状況です。
 また、大阪府で13人、兵庫県で8人、愛知県で7人、東京都で6人、北海道で5人、群馬県で5人、広島県で2人、福島県で2人、山形県で1人、愛媛県で1人、茨城県で1人の、合わせて51人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は、空港の検疫などを含め22万3771人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて22万4483人となっています。亡くなった人は、国内で感染した人が3325人、クルーズ船の乗船者が13人の、合わせて3338人です。
 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より2人増加して661人となり過去最多を更新しました。
 一方、症状が改善して退院した人などは、国内で感染した人が18万4662人、クルーズ船の乗客・乗員が659人の、合わせて18万5321人となっています。
 東京都は28日、都内で新たに10歳未満から90歳代までの男女合わせて481人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。また、都は、感染が確認された6人が死亡したことを明らかにしました。
 月曜日としてはこれまでで最も多く、曜日ごとの最多を更新するのは14日連続。28日までの7日間の平均は745・9人となり、18日連続で最多を更新しました。
 都内では市中感染の広がりを示す陽性率も上昇していて、週平均でみると11月初旬には4%を切っていましたが、12月27日時点では8・4%にまで上昇し、緊急事態宣言解除後で最高を更新しています。
 新規感染者481人を年代別でみると、10歳未満が11人、10歳代が22人、20歳代が132人、30歳代が107人、40歳代が85人、50歳代が56人、60歳代が29人、70歳代が24人、80歳代が11人、90歳代が4人。
 都の担当者は、「1週間前の月曜日から100人近く増えていて、まだ感染が広がっている状況だ。年末年始に入り医療機関もこれまでと同じような診療体制ではなく、どこまで診療が受けられるか心配もある。とにかく年明けに感染者数が減るように感染対策をとってほしい」と話しています。
 感染が確認された481人のうち、約38%に当たる183人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、約62%に当たる298人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。
 濃厚接触者の内訳は、「家庭内」が96人で最も多く、次いで「職場内」が27人、「施設内」が21人、「会食」が9人などとなっています。
 このうち、「施設内」では、6つの高齢者施設で利用者と職員合わせて6人、4つの医療機関で患者と職員合わせて13人の感染が確認されました。また、「家庭内」では、職場のデイサービスで感染した母親から子供2人が感染したケースが確認されています。
 これで都内で感染が確認されたのは、合わせて5万7040人になりました。
 また、都は、感染が確認された60歳代から90歳代の男性合わせて6人が死亡したことを明らかにしました。このうち1人は病院内で、1人はデイサービスでそれぞれ感染したということです。
 これで都内で死亡した人は、合わせて613人になりました。
 東京都によりますと、都内で28日までに感染が確認された5万7040人のうち、入院中の人は、27日より42人増えて2303人となり、これまでで最も多くなりました。入院患者のうち、都の基準で集計した重症の患者は、27日より1人減って81人でした。
 自宅で療養している人は、27日より334人増えて2717人となり、これまでで最も多くなりました。都が開設・運用しているホテルなど10の施設で療養している軽症や無症状の人は、27日より83人増えて1089人となり、これまでで最も多くなりました。医療機関に入院するかホテルや自宅で療養するか調整中の人は、27日より474人減って1386人でした。
 一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は、4万8932人となっています。

 2020年12月28日(月)

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■爪水虫薬の健康被害216件、運転中の事故23件に 小林化工がサイトで公表 [健康ダイジェスト]

 福井県あわら市の製薬会社「小林化工」が製造した爪水虫などの医薬品に睡眠導入剤の成分が混入した問題で、同社は28日までに、健康被害の確認が計216件になったとウェブサイトで明らかにしました。
 同社によると、服用者には意識障害や、めまいといった症状がみられ、同日までの集計で車など運転中の事故が23件起きています。
 小林化工では、経口抗真菌剤イトラコナゾール錠50「MEEK」の製造過程で、睡眠導入剤の混入があったとして自主回収を始め、12月21日から22日には厚生労働省と福井県が立ち入り調査を実施。その後、出荷前の試験で検証が不十分な製品が新たに見付かり、追加で高血圧や糖尿病の治療薬など計16製品の自主回収を発表しました。
 そのうちの1つで局所麻酔に使う「アネトカインゼリー2%」については、同社の無菌試験で細菌などが検出されたのに、再試験で問題がなかったため、異常を検証せずに出荷していました。
 残る薬でも、試験で異常な数値が出たのに「一時的なエラー」として出荷するなど、国が承認した手順が守られていなかったということです。
 同社によると、新たに自主回収する16製品は、2018年2月から今年12月に出荷され、いずれも医師の処方箋が必要といいます。
 同社は、「重篤な健康被害の恐れはないと考えているが、安全性に万全を期すため回収する」としている。
 回収対象の医薬品リストは、小林化工や独立行政法人「医薬品医療機器総合機構(PMDA)」のホームページに掲載されています。

 2020年12月28日(月)

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■アストラゼネカの新型コロナワクチン、イギリスで年明けに接種へ 保管しやすく安価 [健康ダイジェスト]

 イギリスの製薬大手アストラゼネカとオックスフォード大学が開発する新型コロナウイルスのワクチンが、イギリスで2021年1月4日にも接種が始まる見通しとなりました。イギリスのフィナンシャル・タイムズなどが27日、報道しました。アストラゼネカのワクチンは通常の冷蔵庫で保管できるため、より多くの人に行き渡ることが期待されています。
 イギリスの医薬品・医療製品規制庁(MHRA)が近く、緊急承認します。イギリス政府は同社のワクチンを1億回分調達する契約を結んでおり、高齢者や基礎疾患がある人などリスクの高い人から順に接種します。サッカー場や展示場などを使った大規模な集団接種が、計画されています。効果が確認されれば、ロックダウン(都市封鎖)の早期解除につながる可能性があります。
 イギリス政府は8日から、アメリカのファイザーとドイツのビオンテックのワクチンの接種を始めており、これまでに60万人が1回目を接種しました。だが、同ワクチンは輸送時などにマイナス70度以下の超低温冷凍での管理が必要です。
 これに対してアストラゼネカのワクチンは2度から8度でも管理でき、通常の冷蔵庫で保管できるため、より大規模な接種が可能になるといいます。1回の接種分の価格もファイザー製の19・5ドルに比べて、3ドルから5ドルと安く、途上国を含めたワクチンの普及に期待がかかります。
 アストラゼネカのワクチンの臨床試験(治験)では、最初に1回分の半分の量を投与し、1カ月後に1回分を追加したグループは90%の効果を確認。2回分を1カ月おきに投与したグループは62%で、平均では70%の効果でした。90%の効果を確認したグループの年齢が55歳以下だったとの指摘もあり、同社は追加の治験を行っていました。
 アストラゼネカのパスカル・ソリオ最高経営責任者(CEO)は27日、地元紙に対し、「効果的な接種の仕方が解明されたと思う」と述べています。
 イギリスを始め世界では変異種の感染が広がっていますが、世界保健機関(WHO)は今のところ、ワクチンは変異種にも有効としています。アストラゼネカなどのワクチンが変異種に対しても効果を示すかどうかが、今後の焦点になりそうです。

 2020年12月28日(月)

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■新型コロナ、アメリカの感染者1900万人超える 南アメリカの感染者100万人超、アフリカで初 [健康ダイジェスト]

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の28日午前3時時点で、世界全体では8056万6313人となりました。感染して亡くなった人は、176万1429人に上っています。
 感染者が最も多いのはアメリカで1901万6301人、次いでインドが1018万7850人、ブラジルが746万5806人、ロシアが301万9972人、フランスが260万8277人です。感染して亡くなった人が最も多いのもアメリカで33万2251人、次いでブラジルが19万795人、インドが14万7622人、メキシコが12万2026人、イタリアが7万1925人となっています。
 アメリカの新型コロナウイルス感染者数は27日、累計1900万人を超えました。6日前に1800万人を超えたばかりで、1週間足らずで100万人増加しました。
 日本時間28日午前10時半までの24時間に新たに16万5151人の感染が確認され、累計感染者数は1910万7675人となりました。アメリカ国民の17人に1人が、感染したことになります。累計死者数は33万3069人で、感染者数とともに世界最多。
 アメリカではこの数カ月間に感染者が激増しており、ジョンズ・ホプキンス大学のデータを基にした集計によれば、11月初旬から新規感染者数は毎週少なくとも100万人ずつ増えています。
 クリスマスや年末年始の休暇で人の移動や集まりが増えており、年明けの感染爆発を警戒する声も出ています。
 一方、南アフリカで新型コロナウイルスの感染者数が100万人を超えました。保健省が27日発表しました。感染者が100万人を超えたのは、アフリカでは初めて。
 保健省発表の統計によると、感染者は100万4413人、死者は2万6735人。新型コロナウイルスの流行がアフリカ大陸で最も激しい南アフリカでは感染の第2波が発生しており、その多くは変異種によるもの。
 日本時間28日午前4時時点での集計によると、アフリカでの感染者は265万8646人、死者は6万2649人となっています。
 南アフリカでは先週、1日当たりの新規感染者は平均で1万1700人となり、前週比39パーセント増となりました。感染拡大防止のため、当局は規制の再導入を検討しています。

 2020年12月28日(月)

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■国内8例目、50歳代女性から新型コロナ変異ウイルス検出 12月13日にイギリスから帰国 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は27日、新型コロナウイルスに感染した東京都在住の50歳代女性1人から、イギリスで流行している変異種が検出されたと発表しました。女性はイギリスからの帰国者で、羽田空港に到着した際の空港検疫の検査では陰性でした。国内で変異種が見付かるのは、8例目。
 厚労省によると、女性は13日に帰国し、公共交通機関を利用せずに宿泊施設に移動。2週間の待機期間中の19日に発熱やのどの痛みを訴えて医療機関を受診し、検査で陽性と判明しました。22日から東京都内の医療機関に入院していて、濃厚接触者はいないといいます。
 国立感染症研究所が女性の検体の遺伝子を解析した結果、27日に変異種と判明しました。
 変異種の流行を受け、厚労省はイギリスからの帰国者らに対する検疫を強化。空港到着時の検査で陰性であっても指定の宿泊施設で待機させ、3日後に再検査する方式を導入しています。
 検疫所の検査で陰性だった人が変異したウイルスに感染しているのが確認されたのは初めてで、厚生労働省は「女性には入国後14日間の待機を要請し健康状態も確認していて水際対策が機能した事例だ」としています。
 国内ではこれまで、イギリスから入国し、空港の検査で陽性と判明した男女5人と、イギリスから帰国した男性パイロットとその家族女性の計7人から変異種のウイルスが見付かっています。
 一方、韓国の保健当局は28日、イギリスから入国した家族3人の検体から新型コロナウイルスの変異種を確認したと発表しました。韓国で変異種が確認されたのは、初めてとなります。
 発表によると、3人はロンドンに在住し、22日に韓国に入国しました。韓国の保健当局は入国時に実施した検査で3人の感染を確認し、隔離管理措置を取りました。採取した検体を分析したところ、イギリスで流行している変異種を検出しました。
 韓国政府はこの変異種ウイルスの国内流入を遮断するために23日から、イギリス・ロンドンのヒースロー空港から出発して仁川(インチョン)国際空港に到着する航空便運航を運休させています。同時に、すべてのイギリス発入国者を対象に、隔離解除前に診断検査を義務付けています。

 2020年12月28日(月)

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■インフルエンザ患者数、昨年の「1500分の1」 専門家「油断できない」 [健康ダイジェスト]

 今年の冬はいまだにインフルエンザが流行せず、新型コロナウイルス感染症との同時流行は避けられています。マスク着用と海外からの人の往来の減少の効果が大きいとされます。インフルエンザは新型コロナと初期の症状が似ていて、流行すると両方の検査が必要になり医療機関の負担が増すため、引き続き警戒が必要です。
 インフルエンザの流行状況は秋以降異例の低水準が続き、全国約5000カ所の定点医療機関からの患者報告数は12月14日から20日まで計70人(1医療機関当たり0・01人)。昨年同期の10万5221人(1医療機関当たり21・22人)に比べ1500分の1に激減しています。通常は11月から12月に流行期に入り、1月から2月にピークを迎えます。
 海外でも同じ傾向で、世界保健機関(WHO)などによれば、9月下旬から12月中旬までのインフルエンザ感染者数は、イギリスが2019年同時期の約5%、アメリカは同約2%にとどまっています。
 秋以降ずっと低水準が続いている要因について、専門家は、新型コロナの感染拡大でマスクの着用や手洗いの徹底、3密の回避といった対策が行われ、海外との往来が減少している影響が大きいとみています。
 インフルエンザは南半球の冬に流行し、北半球に広がることが多いものの、今年は南半球でインフルエンザがほぼ流行しませんでした。加えて、国際的な人の往来は制限されています。渡航医学が専門の東京医科大学の浜田篤郎教授は、「インフルエンザウイルスがほぼ国内に入っていない」とみています。
 ほかの要因として、新型コロナウイルスに感染すると、後からくるインフルエンザウイルスに感染しにくくなる「ウイルス干渉」が起きている可能性を一部の専門家が指摘しています。あるウイルスに感染すると体内で免疫機能が活発になり、ほかのウイルスに感染しにくくなる現象です。
 ただ流行を止めるには、相当数が新型コロナに感染する必要があります。インフルエンザに詳しい、けいゆう病院の菅谷憲夫感染制御センター長は、「国内でコロナ感染が拡大しているとはいえ、干渉が起きるほどの流行ではないのではないか」と否定的。
 正月は人の動きが活発になり、流行が拡大しやすくなります。菅谷センター長は、「ワクチン接種などで準備を進めるべきだ」と警鐘を鳴らしています。
 谷口清州・国立病院機構三重病院臨床研究部長は、「今季は検査してもインフルエンザウイルスが検出されないケースがほとんどだが、油断できない。年末年始も基本的な対策をとり、新型コロナとともにインフルエンザを防いでもらいたい」としています。
 新型コロナとの同時流行の警戒も怠れません。初期の症状は発熱やせき、だるさなど似ています。新型コロナとインフルエンザの同時検査も有効で、PCRで同時検査用の複数の試薬が保険適用されているほか、抗原定量検査でも同時検査が医療機関などで可能。
 
 2020年12月28日(月)

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