■国内で2496人が新型コロナに感染、36人死亡 東京都で556人感染、月ごとで初の１万人突破

　国内では20日午後８時の時点で、東京都で556人、大阪府で250人、神奈川県で239人、埼玉県で161人、愛知県で160人、北海道で135人、千葉県で119人、岡山県で111人、兵庫県で104人、福岡県で98人、広島県で93人など、全国で合わせて2496人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。
　また、大阪府で６人、北海道で５人、愛知県で５人、奈良県で４人、兵庫県で３人、岩手県で２人、広島県で２人、福岡県で２人、群馬県で２人、大分県で１人、山形県で１人、愛媛県で１人、神奈川県で１人、長野県で１人の、合わせて36人の死亡の発表がありました。
　国内で感染が確認された人は、空港の検疫などを含め19万9248人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて19万9960人となっています。感染して亡くなった人は、国内で感染した人が2917人、クルーズ船の乗船者が13人の、合わせて2930人です。
　厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、20日時点で、593人となっています。
　一方、症状が改善して退院した人などは、20日時点で、国内で感染した人が16万5333人、クルーズ船の乗客・乗員が659人の、合わせて16万5992人となっています。
　東京都は20日、都内で新たに10歳未満から90歳代までの男女556人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
　１日の感染の確認が500人を超えるのは５日連続で、日曜日の発表人数としては１週間前の12月13日の480人を上回り、これまでで最も多くなりました。
　また、20日までの７日間の平均は603人となり、初めて600人を超えました。これで12日連続の増加です。
　このほか、12月の感染の確認は20日までの20日間で合わせて１万507人となり、月ごとでは初めて１万人を突破しました。
　都の担当者は、「日曜日としては非常に多く、ここ数日も多くの感染者が報告されている。気が緩んでしまう時期かもしれないが、基本的な感染予防策をとって、気を引き締めて年末年始を迎えてほしい」と話しています。
　新規感染者556人の年代別では、10歳未満が13人、10歳代が37人、20歳代が150人、30歳代が111人、40歳代が92人、50歳代が61人、60歳代が40人、70歳代が27人、80歳代が19人、90歳代が６人。
　556人のうち、約42％に当たる236人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、約58％の320人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。
　濃厚接触者の内訳は、「家庭内」が最も多く101人、次いで、「施設内」が52人、「職場内」が17人、「会食」が16人などとなっています。
　これで都内で感染が確認されたのは、合わせて５万1446人になりました。
　東京都によりますと、都内で20日までに感染が確認された５万1446人のうち、入院中の人、19日より27人減って2107人でした。入院患者のうち、都の基準で集計した重症の患者は、19日より４人増えて66人でした。
　都は20日の時点で、重症の患者向けの病床を200床確保していますが、これを250床にするよう医療機関に要請しているほか、2800床確保している中等症以下の患者向けの病床は3750床にするよう要請しています。
　また、自宅で療養している人は、19日より195人増えて1705人となり、これまでで最も多くなりました。都が開設・運用している10のホテルなどで療養している軽症や無症状の人は、19日より21人増えて939人となり、これまでで最も多くなりました。医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は、19日より236人減って1327人です。
　一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は、４万4802人となっています。

　２０２０年１２月２０日（日）

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■新型コロナ、世界の感染者7628万人 死者168万人 インドの感染者1000万人超える

　アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の20日午後３時の時点で、世界全体で7628万9042人となりました。また、感染して亡くなった人は、168万5526人に上っています。
　感染者が最も多いのはアメリカで1765万5591人、次いで、インドが1003万1223人、ブラジルが721万3155人、ロシアが279万2615人、フランスが251万6957人です。
　感染して亡くなった人が最も多いのもアメリカで31万6159人、次いで、ブラジルが18万6356人、インドが14万5477人、メキシコが11万7876人、イタリアが６万8447人となっています。
　一方、新型コロナウイルスの感染拡大が続くインドで、感染が確認された人の数は、アメリカに次いで累計で1000万人を超えました。インドではワクチンの緊急使用許可が申請され、政府は許可されしだい、医療従事者などから接種を始める方針。
　インド政府は19日、新たに２万5152人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表し、累計の感染者の数は1000万4599人と、アメリカに次いで1000万人を超えました。
　また、これまでに死亡した人の数は14万5136人と、アメリカとブラジルに次いで世界で３番目に多くなっています。
　インドでの１日の新規の感染者は９月中旬には10万人に迫る勢いで一時、世界で最も速いペースで感染が広がっていましたが、その後に増加ペースが鈍り、12月に入ってからは１日、２万人から３万人台で推移しています。インドは感染者の死亡率も低く、アメリカの半分未満となっています。
　イギリスやアメリカなどでワクチンの接種が始まる中、インドでも今月、イギリスの製薬大手アストラゼネカと協力する地元の製薬企業など３社がワクチンの緊急使用許可を相次いで申請し、規制当局が審査を急いでいます。
　ワクチンを巡って、ナレンドラ・モディ首相は４日、「専門家が許可すれば、すぐに接種が始められる」と述べており、インド政府はワクチンの緊急使用が許可されしだい、最初に医療従事者らを、次に51歳以上の国民を対象に接種を開始する方針を示しています。

　２０２０年１２月２０日（日）

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■湯たんぽ、充電式で破裂や発火が多発 消費者庁が注意呼び掛け

　湯たんぽが破裂したり、お湯が噴き出したりしてやけどをするなどの事故が相次いでいるとして、消費者庁は決められた使い方を守るよう注意を呼び掛けています。
　消費者庁によりますと、全国の医療機関などから報告された湯たんぽに関する事故は、今年10月までのおよそ５年間で130件余りに上り、うち68件がやけど事故で、その中でも治療に１カ月以上かかっている重症事故が少なくとも31件あったということです。
　具体的には、ストーブの上で温めていた湯たんぽのふたを取ろうとしたところ熱湯が吹き上げたケースや、電子レンジで加熱するタイプの湯たんぽを温めていたら破裂したケースなどがあったということです。
　また、最近、多く使われている、家庭用コンセントやＵＳＢケーブルで充電して使う電気式の湯たんぽを定められているよりも長時間、電源につないでいたところ、本体が膨れて破裂したり、発火するケースが64件あったということです。
　消費者庁は、湯たんぽを使う際には使用前に亀裂などの異常がないかを確認することや、製品ごとに定められた使い方を必ず守ること、それに、低温やけどの恐れがあるため眠る際には布団に入れたままにしないことなど注意を呼び掛けています。

　２０２０年１２月２０日（日）

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■岡山県、新型コロナに１日で最多の111人感染 岡山市58人

　岡山市は20日、10歳代から80歳代の男女58人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。このうち、51人は市内で発生しているクラスター（感染者集団）関連の感染者といいます。市内の１日当たりの発表数では最多。
　岡山県内では20日、倉敷市で30人、津山市で７人、瀬戸内市と真庭市でそれぞれ５人、赤磐市、備前市、浅口市、玉野市、それに奈義町と早島町でそれぞれ１人の、合わせて53人の感染が発表されており、１日の発表の人数では19日の60人を上回り、これまでで最も多い111人になりました。
　１日に発表される感染者数が100人を超えるのは、岡山県内では初めてで、感染が確認された人は1000人を超え、延べ1082人となりました。

　２０２０年１２月２０日（日）

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■カナダ、新型コロナ感染者50万人超える 南アフリカ、ウイルスの変異種確認

　カナダは19日、新型コロナウイルスの感染が確認された人が累計50万人を超えました。感染者数はわずか２週間で25％増えました。
　カナダ公共放送ＣＢＣが各地の統計を基に集計したところによると、流行発生以来のカナダ国内の死者は１万4128人となっています。
　人口約3800万人のカナダは、ほかの国と同様に新型コロナウイルスの感染は急速に拡大しており、感染者数はわずか２週間で40万人から50万人に増加しました。
　カナダで流行が始まってから６月に感染者が10万人になるまでは、３カ月かかっていました。
　オンタリオ州政府はこの週末、州都トロントおよび州内の大半の地域で約１カ月前から実施してきたロックダウン（都市封鎖）を、来年１月４日まで延長すると発表しました。
　一方、南アフリカのズウェリ・ムキゼ保健相は18日、同国で新型コロナウイルスの変異種が確認されたと明らかにしました。この変異種によって感染拡大の第２波が引き起こされ、若年層の感染者が増えた可能性があるとしています。
　ムキゼ保健相は、南アフリカの研究者らが「501.Ｖ２」と呼ばれるウイルスの変異種を特定し、詳細を世界保健機関（ＷＨＯ）に報告したと明らかにしました。
　「クワズールー・ナタール研究イノベーション・シーケンシング・プラットフォーム」が主導する研究チームは新型コロナの感染が広がり始めて以来、多数のウイルスの検体を解析しており、「この２カ月間に採取した検体に変異種が増えてきていることに気付いた」とムキゼ保健相は説明しました。
　南アフリカの医師らは、若年層の感染者が増え、ウイルスの影響が強まる他の病気にかかっていないのに重症化するケースが増えていると指摘。
　研究チームは今回の調査結果を科学界と共有して、イギリスの当局にも警告しました。研究チームの責任者は、「イギリスが自国で採取したウイルスの検体を調べたところ、類似の変異種が見付かった。（中略）この変異種がロンドンで感染拡大を引き起こしている」と述べました。
　ムキゼ保健相は、感染を防ぐ最も効果的な方法は、ソーシャル・ディスタンシング（対人距離の確保）を守り、マスクを着用し、小まめに手洗いすることだと改めて呼び掛けました。
　南アフリカの感染累計数は、18日時点で90万人を突破。過去２週間で10万人増加しました。感染による死者数は、２万人を超えています。
　世界保健機関（ＷＨＯ）は南アフリカで変異種が確認されたことを受け、同国と緊密に連絡を取っていると表明。ただ、変異種の感染の仕方が従来種と異なることを示すデータはないとしています。

　２０２０年１２月２０日（日）

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■イギリス、ロンドンで３回目の都市封鎖 新型コロナ変異種で感染が急拡大

　イギリスのボリス・ジョンソン首相は19日に記者会見し、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて首都ロンドンの外出規制を強化すると発表しました。ロンドンを含むイングランドの南東部で感染力の高い変異種が広がっており、３回目のロックダウン（都市封鎖）となります。
　20日から２週間、ロンドンとその周辺の都市でスーパーなどを除く店舗の営業ができなくなるほか、規制地域外への移動も禁じられます。イギリスでは２回目の全国的な都市封鎖を２日に解除した後に、感染が急拡大。16日にはロンドンなどの警戒レベルを引き上げて飲食店の店内営業を禁じたばかりですが、より規制を強化します。
　感染拡大の背景には、新型コロナの変異種が広がっていることがあります。ジョンソン首相は変異種について「古い型よりも最大70%感染力が高いとみられる」と述べたものの。変異種が重症化や死亡につながる証拠はないとしています。
　クリスマス期間に親族などと会えるようにする特別措置も撤廃。ジョンソン首相は16日には「クリスマスを禁じるのは非人間的で、多くの人の本能に反する」と述べていたものの、方針転換して19日の記者会見では、「ウイルスが攻撃の仕方を変えるのであれば、我々は対策を変えなければならない」と説明しました。
　イギリスでは、西部のウェールズでも変異したウイルスによる感染が拡大していて、同様の措置を20日から導入するなど、規制の強化が広がっています。
　イギリスは８日に、アメリカのファイザーとドイツのビオンテックが開発したワクチンの接種を始めました。ジョンソン首相によると、これまでに35万人が１回目の接種を受けました。イギリスの製薬大手アストラゼネカとオックスフォード大学が開発するワクチンが承認されれば、より多くの人にワクチンが行き渡ると期待されています。

　２０２０年１２月２０日（日）

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