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■厚労省、血液製剤の使用に注意喚起 輸血による女児死亡を受け [健康ダイジェスト]

 急性白血病の治療で血液製剤の輸血を受けた10歳未満の女児が大腸菌に感染し、その後死亡した問題で、厚生労働省は、女児に使われた血小板濃厚液の使用について、患者に異常が現れた際には輸血を中止し、適切な処置を取ることを医療機関に周知するよう都道府県などに求める通知を出しました。通知は4日付け。
 通知によると、少なくとも輸血開始から約5分間は観察を十分に行い、15分経過した時点で再度観察するよう注意喚起。輸血する場合は、感染症のリスクについて患者や家族に文書で説明し、同意を得ることも求めています。
 女児は急性骨髄性白血病の治療で骨髄移植を受け、約1カ月後の今年8月に血液製剤の1つである血小板濃厚液20 ミリリットルの輸血を受けました。その直後、女児に悪寒などの症状が現れたため、いったん輸血を中断。再開後も嘔吐(おうと)や下痢の症状が出て、輸血を中止しました。数日後にはショック状態となり、約1カ月後に敗血症性ショックによる多臓器不全で死亡しました。
 女児の血液から大腸菌が検出されており、血液製剤に菌が混入していたとみられます。血小板濃厚液は、血液成分から白血球の大部分を除去した血液製剤で、黄色ないし黄褐色の液体。血小板減少を伴う疾患の治療に使われます。

 2017年12月5日(火)

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