■小中生女子の体力、最高値を更新、男子は横ばい 2017年度の全国体力テスト [健康ダイジェスト]
スポーツ庁は13日、小学5年と中学2年のほぼ全員に当たる約208万人を対象に実施した2017年度全国体力テストの結果を公表しました。小5女子は4年連続、中2女子は3年連続で、いずれも実技8種目の合計点の平均値が2008年度の調査開始以降で最高を更新しました。
体育の授業を除いた1週間の運動時間を「60分未満」と答えた割合も減少しました。小5男子と中2男子の平均値はおおむね横ばいでした。
運動習慣が少ない層は女子に多く、各地の学校では休み時間に全校で外遊びをする活動をしたり、生徒会主催でレクリエーション大会を行ったりして、運動時間の確保に努めています。スポーツ庁は「こうした地道な取り組みが女子の結果を底上げし、平均値の上昇にもつながった」と分析しています。
合計点(80点満点)の平均値は小5女子が55・72点(前年度55・54点)、中2女子が49・80点(同49・41点)。小5男子は54・16点(同53・93点)、中2男子は41・96点(同42・00点)でした。
1週間の運動時間を「60分未満」とした割合は、小5男子が6・4%、中2男子が6・5%だったのに対し、小5女子は11・6%、中2女子は19・4%で、女子が大きく上回りました。ただし、女子はここ数年でこの割合が大きく減少し、2013年度と比べると小5で9・4ポイント、中2で10・4ポイントそれぞれ改善しました。
種目別の平均値をみると、中2女子は握力とボール投げの2種目を除きこれまでの記録を更新。小5女子も50メートル走など4種目で過去最高でした。小5男子は上体起こしなど3種目で過去最高だったものの、ボール投げは低水準。中2男子は前年度に続き握力とボール投げが過去最低となりました。
中2生が小5だった3年前の調査結果との比較分析では、中学進学に伴い運動時間が増える生徒と減る生徒が二極化し、女子は男子に比べ減る生徒の割合が高くなりました。
体育の授業などの充実に向けた工夫をしている学校ほど運動時間の改善がみられ、調査にかかわった西嶋尚彦・筑波大教授は「競技的な部活ばかりでなく、みんなで集まって楽しめる『ゆるめの部活』の在り方を提案することで、運動機会が増えるのでは」と話しています。
2018年2月13日(火)
体育の授業を除いた1週間の運動時間を「60分未満」と答えた割合も減少しました。小5男子と中2男子の平均値はおおむね横ばいでした。
運動習慣が少ない層は女子に多く、各地の学校では休み時間に全校で外遊びをする活動をしたり、生徒会主催でレクリエーション大会を行ったりして、運動時間の確保に努めています。スポーツ庁は「こうした地道な取り組みが女子の結果を底上げし、平均値の上昇にもつながった」と分析しています。
合計点(80点満点)の平均値は小5女子が55・72点(前年度55・54点)、中2女子が49・80点(同49・41点)。小5男子は54・16点(同53・93点)、中2男子は41・96点(同42・00点)でした。
1週間の運動時間を「60分未満」とした割合は、小5男子が6・4%、中2男子が6・5%だったのに対し、小5女子は11・6%、中2女子は19・4%で、女子が大きく上回りました。ただし、女子はここ数年でこの割合が大きく減少し、2013年度と比べると小5で9・4ポイント、中2で10・4ポイントそれぞれ改善しました。
種目別の平均値をみると、中2女子は握力とボール投げの2種目を除きこれまでの記録を更新。小5女子も50メートル走など4種目で過去最高でした。小5男子は上体起こしなど3種目で過去最高だったものの、ボール投げは低水準。中2男子は前年度に続き握力とボール投げが過去最低となりました。
中2生が小5だった3年前の調査結果との比較分析では、中学進学に伴い運動時間が増える生徒と減る生徒が二極化し、女子は男子に比べ減る生徒の割合が高くなりました。
体育の授業などの充実に向けた工夫をしている学校ほど運動時間の改善がみられ、調査にかかわった西嶋尚彦・筑波大教授は「競技的な部活ばかりでなく、みんなで集まって楽しめる『ゆるめの部活』の在り方を提案することで、運動機会が増えるのでは」と話しています。
2018年2月13日(火)
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