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■1日の平均睡眠時間、40歳代の半数が6時間未満 厚労省の国民健康・栄養調査 [健康ダイジェスト]

 日本人の40歳代の約半数が1日の平均睡眠時間が6時間未満であることが、厚生労働省が11日に公表した2017年の「国民健康・栄養調査」でわかりました。
 厚労省は、睡眠不足になると精神的な病気や高血圧などにつながる恐れがあるとして、注意を呼び掛けています。
 厚労省は昨年11月、全国の20歳以上の男女約6500人を対象に睡眠時間などの生活習慣について調査しました。
 1日の平均睡眠時間は6時間以上7時間未満の割合が最も高く、全体で男性が35・0%、女性が33・4%でした。1日の平均睡眠時間が6時間未満(5時間以上6時間未満と5時間未満の合計)だった人は、全体で男性が36・1%、女性が42・1%に上りました。中でも40歳代が最も多く、男性が48・5%、女性は52・4%と約半数に上りました。
 また、平均の睡眠時間が5時間未満という人は、全体では男性が7・5%、女性が9・2%で、40歳代では男性が11・3%、女性は10・6%でした。仕事や家事の負担が、睡眠不足の主な原因とみられています。
 さらに、直近の1カ月間に睡眠で休養が十分に取れたか尋ねたところ、「あまり取れていない」や「全く取れていない」と答えた人は、全体では20・2%に上り、40歳代では30・9%に達しました。続いて、50歳代男女では28・4%、30歳代男女では27・6%でした。
 休養が十分に取れていないと答える人の割合は、2009年の調査以降、徐々に増えており、厚労省は「睡眠不足になると精神的な病気や肥満、それに高血圧などにつながる恐れがあり、働く時間を短くしたり、家事を家族で分担したりして適切な睡眠時間を確保してほしい」と呼び掛けています。
 同時に、日本人の栄養素等摂取量の状況について尋ねたところ、1日当たりのカロリー摂取量は、60歳代が男女とも最も多く、男性が2218kcal、女性が1794kcalでした。エネルギー摂取量に占める脂質摂取量の割合(脂肪エネルギー比率)は、年齢が高いほど低 く、炭水化物摂取量の割合(炭水化物エネルギー比率)は、年齢が高いほど高い傾向にありました。たんぱく質の食品群別摂取構成は、年齢が高いほど肉類からの摂取割合が低く、魚介類からの摂取割合は高い傾向にありました。また、炭水化物の食品群別摂取構成は、すべての年齢階級で穀類からの摂取割合が最も高いものの、その割合は年齢が高いほど低い傾向にありました。
 厚労省は、「今の60歳代は元々食事をよく取っていた世代で、若い世代はカロリー摂取の低い傾向が続いている」と分析しています。

 2018年9月12日(水)

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