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■ジカ熱不活化ワクチン、臨床試験を開始 アメリカ国立衛生研究所  [健康ダイジェスト]

 中南米や東南アジアでの流行が続くジカ熱(ジカウイルス感染症)について、アメリカの国立衛生研究所(NIH)は7日、ウイルスの病原性をなくした「不活化ワクチン」を人に投与する臨床試験を新たに開始したと発表しました。
 すでにウイルスの遺伝子を組み込んだDNAワクチンでの臨床試験を始めていますが、複数の候補を調べ、最適な予防法を確立したい考え。試験では18~49歳の75人に不活化ワクチンを接種し、安全性や、ウイルスを無害化する抗体ができるかどうかを見極めます。
 黄熱病や日本脳炎など、特徴の似た別のウイルスの抗体を持つ人にワクチンを接種すると、劇症化する恐れも指摘されていることから、別のワクチンと併用した場合の副作用も調べます。
 さらに数カ月後には、不活化ワクチンの接種回数や量を変えたり、DNAワクチンと併用したりして安全性を確認する複数の別の臨床試験を開始します。
 蚊が媒介するジカ熱は、昨年以降、中南米や東南アジアを中心に広がっており、世界保健機関(WHO)によりますと、73の国と地域で感染の拡大が報告されています。

 2016年11月8日(火)

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