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■100歳以上高齢者の人数訂正、島根県が3位から1位に 10万人当たり、7年連続 [健康ダイジェスト]

 敬老の日(16日)を前に13日、厚生労働省から発表された100歳以上の高齢者の人数について、島根県は18日、実際よりも40人近く少ない、誤った数字だったことを明らかにしました。これにより、100歳以上の高齢者の人口10万人当たりの人数は、7年連続で全国で最も高い割合となりました。
 島根県は先週、9月15日時点での県内の100歳以上の高齢者の数について、男性は80人、女性は599人で合わせて679人と発表していましたが、実際には、男性は81人、女性は634人で合わせて715人と、36人多かったということです。
 人数が大幅に違ったのは、浜田市が誤った数字を報告したのが原因で、実際は45人いたのに9人としていました。市の担当者は、4月から9月に100歳になった人数のみを報告し、101歳以上を省いていました。100歳になり、記念品を贈呈する人数と混同しており、係長、課長がチェックしても気付きませんでした。
 浜田市の別の課の職員が、例年より著しく数が少ないことを疑問に思い、再調査したところ、今回の誤りが発覚したということです。
 正しい人数で計算すると、島根県の人口10万人当たりの100歳以上の高齢者の人数は105・15人と、全国で初めて100を超えた昨年よりもさらに多くなっており、先週の発表では、この割合が99・85人と高知県(101・42人)、鹿児島県(100・87人)に次いで全国で3番目とされていましたが、今回の数字は全国で最も高く、7年連続だということです。
 これを受け厚労省は18日、15日時点で7万1238人としていた全国の100歳以上の高齢者数を、7万1274人に訂正しました。内訳は男性は8464人、女性は6万2810人となりました。また、15日時点で56・34人としていた全国の人口10万人当たりの100歳以上の高齢者数を、56・37人に訂正しました。
 島根県と浜田市は今後、数字を確認する担当者を増やしたり、前年度の数字と比較する作業をしたりして、再発防止を図りたいとしています。

 2019年9月18日(水)

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■熱中症、1週間に4243人搬送 停電の千葉県が最多498人 [健康ダイジェスト]

 総務省消防庁は18日、熱中症で9~15日の1週間に全国で4243人が救急搬送されたとの速報値を発表しました。前週(2~8日)より745人増え、9月としては異例の多さ。
 直撃した台風15号の影響で停電が長引く千葉県が498人と最多で、前週より約3倍も増えました。千葉県や山形県、大阪府で計4人が、死亡しました。
 週の前半は猛暑日を記録するなど、全国的に厳しい暑さとなりました。千葉県は大規模な停電が長期化し、エアコンを使えない施設や住宅もあります。消防庁は気温が高くなくても熱中症の危険があるとして、こまめな水分補給や適切な休憩を呼び掛けています。
 集計によると、3週間以上の入院が必要な重症は68人、短期の入院が必要となる中等症は1307人。年齢別では、65歳以上が1972人と半数近くを占めました。
 発生場所は、庭などを含む「住居」が30・1%でトップ。照り返しが強くなりがちな「道路」が14・9%で続きました。
 都道府県別の搬送者数は千葉県に続き、愛知県が342人、大阪府が319人でした。
 消防庁によると、千葉県では熱中症により2人が死亡したほか、重症6人、中等症は201人、軽症289人に上りました。年齢別で最も多いのは65歳以上の高齢者で288人。次いで成人(18歳以上65歳未満)が190人、少年(7歳以上18歳未満)が16人、乳幼児が4人でした。
 搬送された時の場所別では、住居の敷地内が237人で最多。病院など施設の屋内が76人、工事現場や作業場などが57人となっています。
 気象庁によると、9~11日は千葉県内の11カ所の観測地点で連日、30度以上を観測。鴨川市や茂原市などでは、35度以上の猛暑日を記録した日もありました。
 東京電力パワーグリッドによると、同県内では18日午後8時29分現在、約3万9600戸で停電が続いています。山武市で約6900戸、南房総市で約4500戸、市原市で約4200戸、八街市で約4000戸など。
 千葉県内は19日明け方まで、急な強い雨や落雷の恐れがあります。朝方から曇りで、昼前から晴れる見込み。21日からの3連休は、停滞する前線などの影響で大雨が降る恐れがあります。

 2019年9月18日(水)

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