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■「はくだけで痩せる下着」は合理的な根拠なし 消費者庁が通販会社に措置命令 [健康ダイジェスト]

 効果を裏付ける根拠がないのに「はくだけで痩せる」などと宣伝して女性用の下着を販売していたとして、消費者庁は20日、東京都の通信販売会社に対し、表示を行わないことなどを求める措置命令を出しました。
 措置命令を受けたのは、東京都新宿区にある通信販売会社「トラスト」です。
 消費者庁によりますと、この会社では「ヴィーナスカーブ」(ガードル)と「ヴィーナスウォーク」(ソックス)という2種類の女性用下着を販売していますが、昨年5月以降「人間工学に基づいた設計により、はくだけでダイエットを実現」や「はくだけで憧れのモデルのようなスラッと美脚に!」などと着用するだけでダイエット効果があるような宣伝をしていたということです。
 これについて消費者庁が会社に資料の提供を求め調査したところ、いずれも効果を裏付ける合理的な根拠はなく、ウェブサイトで紹介されていた購入者の意見などはすべて架空のものだったということです。
 調査に対し会社側は。「法律に関する知識がないまま、ほかの会社の同じような商品の広告を参照したら過激になってしまった」などと説明したということです。
 このため消費者庁は景品表示法に基づいて、これらの表示を取りやめることや再発防止などを求める措置命令を行いました。
 消費者庁によりますと昨年5月の発売以降、全国の消費生活センターにはこれらの2つの商品について、使っても効果がないなどの相談が約300件寄せられているということです。

 2019年9月20日(金)

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■名大の研究チームが夢の記憶を消す神経細胞を発見 PTSD治療に応用も [健康ダイジェスト]

 寝ている時に見た夢は記憶に残りにくいものですが、こうしたことを引き起こす神経細胞のシステムが、脳の中にある可能性を名古屋大学の研究チームがマウスを使った実験で明らかにしました。
 名古屋大学の山中章弘教授(神経科学)らの研究チームは、脳の中で睡眠や食欲の調整をしている部分にだけ存在している、MCH神経細胞という特殊な神経細胞の働きをマウスを使って調べました。
 その結果、MCH神経細胞の一部が浅い眠りであるレム睡眠になると活発に働き、その結果として記憶をつかさどる部分の活動を抑えることがわかったということです。
 研究チームでは、MCH神経細胞を人為的に活性化させると、記憶力が低下することも確認できたとしており、この働きによってレム睡眠の間に見た夢が記憶に残りにくいのではないかとしています。
 MCH細胞は人間の脳にもあり、脳の視床下部に集まっています。人為的に働かせる手段がわかれば、つらい記憶が何度もよみがえる心的外傷後ストレス障害(PTSD)の治療に応用できる可能性があると、研究チームはみています。
 山中教授は、「夢が記憶に残りにくくする神経細胞のシステムが脳の中にある可能性があり、夢と現実が混同しないよう備わっているのではないか」と話しています。
 研究成果は、19日付のアメリカの科学誌「サイエンス」(電子版)に発表しました。

 2019年9月20日(金)

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■インフルエンザの患者、9月なのに急増 沖縄県が過半数と突出 [健康ダイジェスト]

 インフルエンザの患者が増え始めています。厚生労働省は20日、9月9~15日までの1週間に報告された患者数が1医療機関当たり1・17人で、流行の目安となる1人を超えたと発表しました。
 沖縄県が50・79人と突出していることが主な要因とみられ、全国の大半で目安を下回っていることから、厚労省は全国で「流行入り」したという表現はしないことにしました。ただ、沖縄県以外でも例年に比べて患者は多く、警戒を強めています。
 発表によると、全国約5000の定点医療機関から、この1週間に報告があった患者数は5738人と、前年同期の約9倍でした。うち沖縄県の患者数は2895人と過半数に上り、前週から約1・5倍に増えました。
 沖縄県以外の都道府県では、長崎県2・60人、大分県1・57人、佐賀県1・56人など九州で多くなっています。このほか山梨県0・98人、東京都0・95人、千葉県0・94人なども目立っています。
 インフルエンザは例年、12月ころ、流行入りします。インフルエンザに詳しい、けいゆう病院(横浜市西区)の菅谷憲夫医師は、「この時期に患者が増えることは極めて異例で、今後の動向を注視する必要がある。症状が出た場合は早めに医療機関を受診してほしい」と話しています。

 2019年9月20日(金)

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