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■エイズで世界の子供や若者12万人が死亡 ユニセスが発表 [健康ダイジェスト]

 国連児童基金(ユニセス)は、昨年1年間に全世界でエイズウイルスの感染によって死亡した子供や若者が12万人に上ると推定されることを明らかにし、検査や治療環境を充実させるよう各国に求めています。
 ユニセフは26日、12月1日の「世界エイズデー」を前に、全世界でエイズウイルスに感染した、子供や若者の実態についてまとめた報告書を発表しました。
 それによりますと、昨年1年間に全世界でエイズウイルスの感染によって死亡した19歳以下の子供や若者は12万人に上ると推定されるということです。
 とりわけ、0歳から4歳までの乳幼児の死者が全体の62%を占めているほか、9歳以下の患者の半数以上が生まれてくるまでにすでに感染しているとみられるということで、ユニセフは母子感染への対策が課題になっていると指摘しています。
 特に感染者が多いのがアフリカのサハラ以南の国々で、全体の60%以上を占め、治療薬の普及が進まず、対策を巡って地域間の格差が深刻になっているということです。
 ユニセフのフォア事務局長は、「治療や検査ができない環境によって子供の命と未来が奪われている」と述べ、検査や治療環境を充実させるよう各国に求めています。

 2019年11月27日(水)

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■服薬指導のオンライン化を解禁へ 改正医薬品医療機器法が成立 [健康ダイジェスト]

 薬剤師がオンライン上で患者に服薬指導ができるようにする改正医薬品医療機器法(薬機法)が27日の参院本会議で可決、成立しました。薬の飲み方などを教える服薬指導は現状は対面でなければなりませんが、初回に薬剤師と患者が対面するなど一定の要件のもと、2回目以降はスマートフォンなどを使ってのオンライン服薬指導ができるようになります。
 改正案は今年の通常国会から継続審議になっていました。改正法は来年以降、順次施行されます。
 改正法では、在宅医療などで地域の医療機関と連携する薬局や、がん治療などの高度な薬学管理を担う薬局を認定する制度も導入します。薬局の薬剤師が患者に薬を渡した後も、服薬期間中は必要に応じて薬の使用状況を確認し指導することも、義務付けます。
 また、重篤な症状に対応する有効性の高い医薬品や、必要性が高くても患者数が少ないため開発が進んでいない小児向けの医薬品などについて、患者が早く利用できるよう審査期間を短縮する制度が新たに設けられます。
 効能や副作用について虚偽や誇大な広告で医薬品を販売した製薬企業に多額の課徴金を課せられるようにする制度も、新たに設けます。
 改正肥料取締法も可決、成立しました。原則として認められていなかった化学肥料と堆肥の混合を可能にして、農家のニーズに対応した肥料の開発を促します。

 2019年11月27日(水)

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